<サイエンスSARU×MBS>「オリジナルショートアニメ大作戦!」 第4話「パンテオンの鳥」は実験的作品
「映像研には手を出すな!」「平家物語」などのサイエンスSARUとMBSがタッグを組んだオリジナルショートアニメ「サイエンスSARU×MBS オリジナルショートアニメ大作戦!」の第4話の詳細が発表された。タイトルは「パンテオンの鳥」で、約90秒という短尺の中で絵画を連ねたようなシーンなどさまざまなアニメ表現に挑戦した実験的作品になるという。 【写真特集】サイエンスSARUのエースが描く実験的短編 幻想的なカット
第4回は、「スター・ウォーズ:ビジョンズ」の「赤霧」で監督を務めたEunyoung Choiさんと、「映像研には手を出すな!」「犬王」で原画を担当し、「平家物語」で作画監督を務めた村越麻海さんが監督を務めた。「スター・ウォーズ:ビジョンズ」の「T0-B1」などのA-beeさんが音楽を手がけた。
村越監督は「Eunyoung Choiさんの素晴らしいコンテを具体化するために、作中でさまざまな表現に挑戦しました。夢の中のように点々と移り変わる多彩な景色や日常にある所作の美しさに目を向けて90秒をご一緒していただければと思います」と話している。
A-beeさんは「最初にコンテを見てすぐに世界観に入り込めました。パンテオンから出られない鳥が最後には外に飛び立つまでをさまざまな情景と重なり、上品な芸術作品を見ているようでした。音楽ではLo-fiな質感で壮大な広がりを出せればと思い、完成していく映像を見ながら作曲も同時進行で進め、この芸術作品に音楽を吹き込める喜びを感じながらクリエートしておりました。監督のEunyoung Choiさんやアニメチームの皆様に感謝を申し上げます」とコメントを寄せている。
音楽プロデューサーの遅沢淳さんは「『パンテオンの鳥』での監督のEunyoungさんのアートな感覚やマインドにはいつも刺激を受けるのですが、今回の作品のヒントとなるパーソナルなエピソードが書かれたものを読ませていただいた際も、その情景や心情はまるで映画の一コマのようなものでした。まさにそっと置かれた絵画や芸術作品を眺めているような、音楽からもそんな質感や空気を感じ取ってもらえたらうれしいです」と話している。