目の前一面に咲き広がる 長野県阿南町 平石農場の菜の花が見頃
長野県阿南町の住民有志でつくる「野良舞夏(やらまいか)ヒマワリ倶楽部」が管理する平石農場(同村北條)で、菜の花が見頃を迎えた。一面に黄色のじゅうたんが広がり、花の香りに誘われたチョウやミツバチが飛び交っており、地域住民や観光客らの目を楽しませている。 同農場では夏にヒマワリ、冬から春にかけて菜の花を栽培。約1・5ヘクタールの敷地を黄色に染める菜の花畑の風景は、夏のヒマワリとともに町の観光名所になっている。 昨年11月に種をまき、例年よりもやや早い今月7日ごろに開花を確認。同倶楽部代表の木下広喜さん(46)は「今が一番の見頃」と話す。気温が20度を超えるような陽気が続いているが、「この天候が今後も続くようであれば、特にきれいに見えるのは今週いっぱいまでになるのではないか」とした。 広い敷地内に背丈1メートルほどの菜の花が所狭しと咲く。緩やかな勾配があるため、高所からは目の前一面に広がる光景を楽しめる他、菜の花の間に設けられた遊歩道で、花の色や香りを間近に感じることができる。 開園は5月5日頃までを予定。入園する際、運営費として300円の協力金を呼び掛けている。 問い合わせは町振興課(電話0260・22・4055)へ。