ケイト・ウィンスレット、『タイタニック』の撮影秘話を披露 クライマックスの水深は「腰くらい」
1997年に公開され日本でも大ヒットした映画『タイタニック』。ヒロインのローズを演じたケイト・ウィンスレットが撮影秘話を明かした。
今週初めにニューヨークで開催された新作『Lee(原題)』の上映会に出席したケイト。この作品以外の出演作に関する裏話や思い出話も披露した。『タイタニック』についてケイトが語ったのはクライマックスでレオナルド・ディカプリオ演じるジャックと共に海に投げ出されたシーン。ケイト演じるローズだけが木のドアに乗り、ジャックは凍えそうになりながら立ち泳ぎを続ける場面を覚えている人も多いはず。『タイタニック』ファンの間では長年、ドアは2人が乗るのに十分なスペースがあったのではないかと囁かれている。
スペースの件はさておき、ケイトは撮影時の水深がみんなの思っているよりもずっと浅かったことを暴露。「あの水槽はかなり手強かった。泡を出すために腰の高さくらいまでしか水が張っていなかったんだ」。だからケイトによると「言っていいのかわからないけれどレオは膝をついて撮影していた」。ジェームズ・キャメロン監督が怒って「電話をかけてくるからこれは言うべきではないんだろうけれど」と言いつつ、海とは似ても似つかない浅さだったことをバラしてしまっている。ちなみにケイトによると撮影中、トイレに行くのが大変だったとか。「『ちょっとトイレに行ってきていい?』って言っては乗っていたドアから降りて、タンクの端まで歩いて行って、タンクから上がって」用を足すと「またタンクの縁を上がって、ドアに戻らなくてはならなかった。ひどく厄介だった」。
ところで先に触れた「ドアには2人分のスペースがあった」問題についてもケイトは言及。レオはこの問題について聞かれすぎて「PTSDになっていると思う」とジョークを飛ばしていた。恋愛映画の名作として今も新たなファンの心をとらえているだけに、これからも同じ疑問を抱く人が増えていくのは間違いなし。レオがこの質問から解放される日は遠そう。