阪神・ミエセス 「打った瞬間」確信ウエスタン2号2ラン タイミングつかむため「投げる前の準備」改善
「ウエスタン、阪神2-5ソフトバンク」(20日、鳴尾浜球場) 打った瞬間だった。阪神・ミエセスが滞空時間の長い放物線を描く今季ウエスタン2号。「もう打った瞬間に入るなって」。18日に降格してから2試合目で猛アピールした。 5点を追う六回2死二塁。直球を捉えて左中間へ。球場内が静かに見守るほど打球は高々と上がり、確信の2ランを放った主砲はゆっくりとダイヤモンドを回った。4月29日のウエスタン・オリックス戦以来、約2カ月ぶりの一発だった。 降格時にはタイミングをつかむことをテーマに掲げていた。自身の豪快なスイングはそのままに「コーチとかスタッフに相談して」と意欲的に周りの意見を聞いて「(投手が)投げる前の準備」を重点的に改善。先頭で迎えた1打席目の二回は左翼へフェンス直撃の二塁打。「きょうヒット出たのはタイミングが良かったからだと思う」と修正力を発揮し、笑顔を見せた。 3月下旬に左脇腹を痛めて約1カ月別メニュー調整。5月18日に昇格を果たしたが、成績は18打数2安打で打率・111と振るわなかった。最短昇格へ全力でバットを振る。