「国際ロマンス詐欺」の被害金回収うたう広告会社に名義を貸した罪 弁護士に業務停止2年の懲戒処分
国際ロマンス詐欺の被害回復をうたった業者に名義貸しを行ったとして逮捕起訴された弁護士に対し大阪弁護士会は業務停止2年の懲戒処分を行いました。 大阪弁護士会に所属する弁護士・川口正輝被告はおととしから去年にかけ、恋愛感情を抱かせて金をだまし取る『国際ロマンス詐欺』の被害金回収をうたう広告会社に自身の弁護士名義を貸した罪に問われています。
■依頼者数は約1800人 着手金額は約9億6000万円
大阪弁護士会は、広告によって集客した依頼者数はおよそ1800人、着手金額はおよそ9億6000万円に上るとみていて、15日川口被告を2年間の業務停止とする懲戒処分を行いました。 川口被告は、すでに破産開始の決定が出ており不服申し立てがなければ今月29日に弁護士資格を失います。 15日の会見で大阪弁護士会の清水俊順副会長は「弁護士会としても重い事案だと思っている。非弁提携が増えているので厳しい処分をして許されないということをきっちり示した」と話しました。
関西テレビ
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