崖っぷち瀬戸大也が悲壮感「今ある力、全部振り絞らないと」パリ五輪へ最後の望み 23日200m個人メドレー決勝へ1位突破
「競泳・パリ五輪代表選考会」(22日、東京アクアティクスセンター) 男子200メートル個人メドレー準決勝が行われ、瀬戸大也(29)=CHARIS&Co.=は1分58秒33の全体1位で決勝に進んだ。 【写真】力泳する瀬戸大也 崖っぷちの戦いが続く 本命種目だった400メートル個人メドレーでまさかの落選となり、自身が日本記録を持つ200メートルバタフライも敗退。3大会連続五輪へ最後の望みとなる23日の同種目決勝に向けて「ようやく(いい泳ぎが)見えてきている。いいイメージを焼き付けていきたい。派遣記録(1分57秒51)は最低限で、(1分)56秒台を目指す」と気合を入れた。 ただ、400メートル個人メドレーで初の五輪切符をつかんだ18歳の松下知之(スウィン宇都宮)ら若手も台頭してきているだけに、瀬戸は「今ある力を全部振り絞らないと(派遣記録や内定条件を)切っていけない」と悲壮な覚悟。自身は選考会直前にコーチを変え、体重を絞って大会に臨んでおり「めまぐるしく、短期間でやることはやった。これで(パリ五輪に)いけなかったら仕方ない」と、現状を受け止めて運命の最終決戦を待つ。