「自分が唯一の五輪経験者」パリ五輪代表・平野美宇 打倒・中国&金メダル獲得へ女子代表をリードする覚悟
日本卓球協会は5日、パリ五輪の卓球・女子団体戦メンバー3枠目の選手を張本美和選手に決定したことを発表しました。これを受け、シングルスに早田ひな選手と平野美宇選手が出場し、団体戦に出場する3枠目で張本選手と、3選手が代表内定となりました。 【画像】パリ五輪女子シングルス選考ポイントの最終結果 パリ五輪選考レースで2位に入り、シングルスで初の五輪出場が内定した平野選手。「選考レースが2年間という長い期間で苦しいこともありましたが、最後まで諦めずに乗り越え、最大の目標であったシングルスのスタートを獲得できたので、この期間ですごく成長できたと思います」と現在の心境を語りました。 平野選手は東京五輪での団体戦に続き2大会連続2度目の五輪出場。一方で早田選手、張本選手は今回が初の五輪出場となります。「私が唯一五輪に1回出ている経験者なので、自分がしっかりして、自分を頼ってもらえるようにしないといけない」と日本女子卓球代表を先導する覚悟を口にしました。 また、今回惜しくもパリ五輪代表落選となった伊藤美誠選手については「小さい頃から競ってきた仲で、伊藤選手がいたからここまで来られたところがある。伊藤選手もそうだし、他に選ばれなかった選手の分も日本代表として頑張る責任があると思います」とコメントしました。 パリ五輪まで残り約6か月となり、今後については「シングルスは今のままではメダルを取れる位置にいないと思っている。世界ランク上位の方を倒してメダルを獲得できるように、半年間努力していきたい。そういう気持ちを持ってやれば団体戦でもメダルだったり、決勝で中国の選手と当たっても自信を持って戦えたりすると思うので、一日一日を大切に過ごしていきたい」と意気込みました。