広島の好調の源は「4番・小園」!圧巻の得点圏打率で首位躍進を支える
広島・小園 海斗内野手(報徳学園出身)が、4番としてチームに大きく貢献している。5月7日から1試合をのぞき4番に起用され、4番としての打率は.368(68打数25安打)をマーク。プロ4年目で初めて4番を任された重責をものの見事にはね返し、チームの躍進につなげている。 【一覧】開幕直後の12球団4番打者成績 今季の広島で4番を務めた選手は5人いる。4番での各打者の成績を調べてみた。 堂林 翔太内野手(中京大中京出身) 22試合 打率.227 5打点 0本塁打 坂倉 将吾捕手(日大三出身) 4試合 打率.182 0打点 0本塁打 小園 海斗内野手(報徳学園出身) 18試合 打率.368 12打点 1本塁打 末包 昇大外野手(高松商出身) 1試合 打率.250 0打点 0本塁打 松山 竜平外野手(鹿屋中央出身) 2試合 打率.286 0打点 0本塁打 小園が4番に入った試合のチームの成績は12勝6敗。「4番・小園」がチームに大きな貯金をもたらしている。本塁打は1本だが、本来長打を打つ選手ではなく、小園らしさを存分に出して、打率、打点を稼いでることが分かる。 ここまでの小園の成績で目を見張るのは、得点圏打率。30日までの.432はリーグトップで、ただ1人4割台に乗せている。ここまで23打点中、4番に座ってからの18試合で12打点を挙げるなど、勝負強さを見せつけている。 レギュラーとして活躍し始めた2021年と翌22年の得点圏打率は2割台。昨年は.352に上がっていたが、今季はここまで飛躍的に「勝負強く」なっている。4番としての役割を体現し、チームを勝利に導くまでに成長している。 現在、阪神、巨人とともに首位争いのまっただ中にいる広島。新たな「4番」が勝負強さに磨きをかけて、チームをさらに浮上させる。 (数字は5月31日現在)