トミー・ジョン手術経験した才木浩人「楽しむ姿を見て」 球宴ファン投票、阪神は3人
プロ野球「マイナビオールスターゲーム2024」(23、24日)のファン投票の最終結果が2日発表され、昨年はセ・リーグ全9部門でトップを独占した阪神からは、先発投手部門の才木、中継ぎ投手部門の岩崎、外野手部門の近本の3人が選ばれた。 プロ8年目で初選出となった才木は「すごくうれしい。ファンの皆さんに喜んでもらえるような、一段と盛り上がってもらえるようなプレーを見せることができたら」と意気込んだ。 2020年オフに右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、リハビリを続けていた頃は「そもそも野球ができていなかったので。出られるとも思っていなかった」と振り返った右腕。「野球ができることに感謝。ファンの方には、抑えても打たれても、楽しんでいる姿を見てもらえれば」と喜びをかみしめた。 対戦したい相手には、ソフトバンクの近藤健介の名前を挙げた。6月16日の交流戦でソロ本塁打を許した才木は「やり返したい気持ちがある。まっすぐを打たれているので、まっすぐで」と意欲をみせた。 4年連続の選出となった岩崎は「個人的にはすごいいいシーズンというわけではないが、そんな中で投票していただき、感謝している」と話し、昨年はけがで出場を辞退し、2年ぶりとなる近本は「すごい刺激のある場所だと感じている」と心待ちにしていた。