ヤクルト・吉村貢司郎が9、10月度の月間ＭＶＰ賞を初受賞 無傷の4勝「僕一人の結果じゃない」
ヤクルト・吉村貢司郎投手（26）が22日、セ・リーグの投手部門で9、10月度の月間MVP賞に選出された。9、10月は5試合に先発し、無傷の4勝をマーク。防御率1.04と安定感が光っていた。 自身初の受賞となり「率直に選んでいただき、大変光栄に思いますし、うれしかったです。僕一人の結果じゃないと思っている。いろんな方々の支えがあっての受賞だと思うので、本当にありがたいなと思う」と感謝の思いを打ち明けた。 9月4日の巨人戦（京セラ）では、125球を投げてプロ初完封を飾り「完投できたというのは、少なからず自信にはなった。しっかり長いイニングを投げたいとずっと言っていた中で、9月の始めにそういったことができてよかった」と笑顔。それでも満足した様子はなく、「もっともっと早く（完投）できたと思うし、やらないといけないときもあった。ここからだと思う。まだまだ続けていかないといけない」と視線を上げた。 2年目の今季は自身初めて開幕からローテーションを守り抜き23試合に先発。9勝8敗、防御率3.19と存在感を示し、飛躍の1年とした。3年目の来季へ「勝てる投手を目指してやっていければいい。1年間を通して安定したピッチングができるようになっていきたい」と力を込めた。
