【清水】ホーム10戦無敗 4位岡山に快勝「これが清水エスパルスだな」秋葉監督
<明治安田J2:清水3-1岡山>◇第22節◇6月30日◇アイスタ 3位清水は3-1で4位岡山との上位対決を制し、3試合ぶりの白星を挙げた。ホームでは今季10戦無敗。試合後の会見で秋葉忠宏監督(48)は「全ての方の思いが乗り移って、それに選手が応えた。これが清水エスパルスだなというゲームだった」とうなずいた。 くすぶっていたブラジル人助っ人が目覚めた。前半20分、左サイドでボールを受けたMFカルリーニョス・ジュニオ(29)が右足の強烈ミドルを逆サイドネットに突き刺した。3月20日の千葉戦以来17試合ぶり今季2号で先制。同点で迎えた後半4分には左CKからのこぼれ球を左足でねじ込み、2点目をマークした。昨季チーム最多15得点を挙げた背番号「10」の値千金弾で再びリードを奪った。 その後は一進一退の攻防が続いたが、指揮官の采配がズバリ的中した。同34分、右サイドを突破したDF北爪健吾(32)のパスをMF矢島慎也(30)が右足で追加点。途中出場のコンビで勝負を決定付けた。 アウェー連戦で今季初の連敗を喫した悪い流れをホームで食い止めた。指揮官は「次も必ず勝ちたい」。千葉との次戦もホームでの一戦。勝って、上位2チームにプレッシャーをかける。【神谷亮磨】