吹き抜け空間の照明、一体どうすればいい?みんなが失敗しがちなポイントをわかりやすく解説
天井を高くして広い空間を確保する「吹き抜け」は照明の選び方が難しいもの。せっかくなら、おしゃれかつ実用的な照明を取り入れたいですよね。この記事では吹き抜け空間ならではの照明選びのポイントや注意点を解説。モダンリビング編集部のおすすめの吹き抜け照明も厳選してご紹介します。 【写真集】時代を超えて愛され続ける名作照明19選
そもそも吹き抜けとはどんな空間?
「吹き抜け」とは、2階層以上の建物において下の階の天井と上の階の床を設けず、垂直方向に抜けていて1階層以上の階高のある空間のこと。一般的には玄関や階段室、リビングに設けられることが多く、吹き抜けにすることで開放感が生まれ、部屋を広く感じさせることができます。
吹き抜け照明を選ぶポイント
空間全体の明るさを保てる照明を選ぶ 吹き抜け空間の明かりは、明るすぎない程度に全体を優しく照らせるものを選ぶのがポイント。特に玄関や階段室では、足元が見える程度の明るさは確保するようにしてください。その上で、例えば玄関に飾ったアートに光を当てたいときや、リビング・ダイニングで読書用に手元を明るくしたいときは、スポットライトやタスクライトなどを追加して調節するとよいでしょう。 照明のサイズに合わせて灯数を考える シャンデリアのように大きくて光が拡散するタイプの吹き抜け照明は、1灯だけでも存在感があり明るさも十分に保てる場合が多いです。逆にコンパクトなサイズの吹き抜け照明は、高さがある吹き抜け空間に対して1灯だけだとバランスが悪いため、複数灯用意してランダムに吊るすのがおすすめ。ボリュームが出て存在感が生まれ、明るさの確保にもつながります。 電球交換の手間がかからないLEDタイプを選ぶ 天井の高い吹き抜け空間は照明のメンテナンスが大変なので、電球交換の手間を考えてLED電球を使うのがおすすめ。調光・調色機能がある照明だと、部屋の雰囲気や気分に合わせて光の色味や明るさを調節可能です。なお、空間全体を照らすメインの吹き抜け照明にダウンライトやスポットライトなどを組み合わせる場合は、光の色味を合わせた方が統一感が生まれます。 掃除・メンテナンスのしやすさが重要 吹き抜け照明は、取り付けやコードの長さ調節、電球の交換、ホコリが溜まったときの清掃など、メンテナンスがしやすい位置に設置するのが基本。足場を安定させた状態で脚立を使ったメンテナンスできるかどうかも考慮しながら設置しましょう。不安な場合はメーカーや専門家に相談するのがベターです。