開幕2連勝の明治大学、新潟の地で宿敵・早稲田大学との一戦に挑む。ラグビー関東大学春季交流大会
そのため、少しの油断や気の緩みが命取りとなる。いかに明大が試合を通して集中力を保ち続け、後半開始後も攻守ともに高いクオリティを維持できるか。それが伝統の一戦を制するカギの1つとなる。
また、今試合では明大BK陣の爆発にも期待したい。先週末に山形県のNDソフトスタジアム山形で行われた慶應義塾大学との招待試合では、思うようにBK陣までボールを回せず真価が発揮できなかった。
今年度のBKリーダーを務める安田昂平(商4=御所実)は、「それぞれ悔いや課題が残っていると思う。もっとBKからチームにしてあげられるプレーを多く増やしていきたい」(安田)と慶大戦でのプレーを反省。
BKで横に展開するラグビーが代名詞とされることが多い早大を相手に、明大BK陣はどのようなプレーを見せてくれるのか。そこも今試合の見どころの1つとなるだろう。
ついに日曜に迫った春の明早戦。北陸の地・新潟県を舞台に、今年度最初の伝統の一戦の幕が切って落とされる。「早稲田は強いし、メンタルの部分も変わってくる。自分がいつも通りのプレーをすることで、明治スタンダードを出し、春からしっかり勝っていきたい」(NO8/ナンバーエイト木戸大士郎 主将・文4=常翔学園)。
6年ぶりの全国大学選手権優勝を狙う明大の、王座『奪還』への一歩となるか。注目の一戦から目が離せない。
文:久保田諒/写真:廣末直希、安室帆海(明大スポーツ新聞部)
明大スポーツ新聞部