矢島舞美、1年ぶり舞台復帰でセーラー服の高校生に「どんでん返しを楽しみながら」 長崎弁も猛特訓中
母になっても“体力自慢”は変わらず
復帰作へ熱い思いを語った。これまで舞台俳優としては、特定のカンパニーにこだわらずに多彩な作品に出演し続けてきた。 「演出家さんが変われば舞台のカラーも変わります。前の舞台で経験したことと違う発見もあり、過去に学んだことが年月を経て役に立ったりします。好奇心を持って真剣に向き合えば毎回発見があるので、今回も楽しみです。何より、私は創作には全く自信がなくて…物語を書ける人ってすごいなと尊敬します。『夕』でもそうですが、伏線があって2度目に見ると、それらがつながってもっと面白くなるような舞台が好きです。演じている側もどんでん返しを楽しみながら舞台に立てます」 2002年にハロー!プロジェクト・キッズに選ばれて芸能界入り。05年から17年まで女性アイドルグループ・℃-uteでリーダーを務め、解散後はソロ俳優として活躍してきた。 今年第1子を妊娠し、出産と休業を初めて経験したが、健康面での変化はないだろうか。世の女性が直面する悩みにも「全然、変わっていないんです」と生き生きとしている。 「母になって、(周囲から)体調をよく気遣っていただけるようになったのですが、身体のコンディションは基本変わらず自分でもびっくりしています。アイドル時代から身体を動かすことが大好きでパフォーマンスのために鍛えてきたことはもちろん、本能レベルで体力への自信がついているおかげかもしれません」 今作はほとんどのセリフが長崎弁で展開され、佐世保での公演もある。「方言指導の方もいらっしゃって、長崎県での公演もあるので恥ずかしくないように」と奮闘中だ。 「母親としては初めてづくしの日々が待っているので『もっと子どもと一緒にいたい』と思う時もありますが、演技のお仕事には携わっていきたいので、になれたら最高ですね」 アイドルから俳優へ、20年以上芸能界をひた走ってきたエネルギーそのままに、母になっても格好よい表現者で居続ける。 □矢島舞美(やじま・まいみ)1992年2月7日、埼玉県出身。2002年にハロー!プロジェクト・キッズに選ばれる。05年6月に℃-uteが結成されリーダーに。17年6月の℃-ute解散後は、映像や舞台で俳優として活動。主演舞台に『春のつかこうへい復活祭VOL.2『銀幕の果てに』『フラガール-dance for smile-』などがある。 【公演情報】 タクフェス第12弾『夕 -ゆう-』 11月1日~10日 (東京公演)サンシャイン劇場 11月14日~17日 (大阪公演) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ 11月20日 (長崎公演) アルカスSASEBO 大ホール 11月23日 (福岡公演) キャナルシティ劇場 11月29日~12月1日(名古屋公演)ウインクあいち 大ホール 12月12日 (札幌公演) カナモトホール
大宮高史