【プレビュー】守備の課題を解決し、勝利をつかむのはFC東京か横浜FMか| Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは5月18日と19日に第15節が開催。味の素スタジアムでは、FC東京と横浜F・マリノスが対戦する。
ともにオーストラリア出身で45歳のピーター・クラモフスキー監督とハリー・キューウェル監督が率いるチーム同士が味の素スタジアムで対戦する。勝点22で5位のFC東京が、勝点16で14位の横浜F・マリノスをホームに迎える。 3連勝を含む4戦負けなしの状態で前節・名古屋グランパス戦に挑んだFC東京であったが、キャスパー・ユンカーにハットトリックを食らい5試合ぶりの敗戦。上位との差を広げられてしまった。 それ以上に気になるのは失点の多さで、2試合連続で3失点中と守備に課題は多く、失点数もリーグワースト5位の23失点を数える。攻撃力は25得点とリーグトップの破壊力を誇るだけに、攻守のバランスの改善が今後のカギを握ることは間違いない。 攻撃に目を向ければ、U-23日本代表帰りの荒木遼太郎が、チーム合流後初出場となった名古屋戦でゴールを決め、相変わらずの得点センスを披露。出場7試合で6ゴールと驚異の得点力を示している。パリ五輪出場権獲得やアジア制覇に大きく貢献したファンタジスタはFC東京に戻ってきても好調を維持。青赤の71番が連敗を阻止するべく、トリコロールに襲いかかる。 AFCチャンピオンズリーグと並行しての戦いを余儀なくされている横浜FMは、前節・アルビレックス新潟戦は痛恨の逆転負けとなってしまった。その結果、今季初の連敗となり、5試合勝ちなし。消化試合が2試合少ないとはいえ、いまの立ち位置と状況は芳しくない。 こちらも気になるのは守備面で、直近5試合中4試合で複数失点。なかなかCBを定めて戦い切れていない苦しい台所事情があるにせよ、早急な立て直しが必要である。 この試合を終えれば、アル・アインとのACL決勝第2戦を控える。敵地・UAEでのゲームなだけに厳しい戦いになるのは覚悟の上だが、その重要な一戦を前にして、リーグ戦3連敗で乗り込むわけにはいかない。ピッチに立った選手だけでなく、チームの総力を結集させ、勝点3をつかみ、気持ちよくクラブ史上初のアジア制覇に向けた大一番に飛び立ちたい。