リヴァプールから世界へ、ザ・ビートルズの成功までの軌跡をたどるドキュメンタリー
2008年に発表された映画「The Beatles: Up Close and Personal」が、「ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ」の邦題で7月5日に公開されることがわかった。 本作はメジャーデビュー以前のザ・ビートルズをよく知る人々の証言から、その成功までの軌跡をたどるドキュメンタリー。ハンブルク巡業、リヴァプールの席巻、当時英国最大のレコード会社であったデッカ・レコードのオーディションの失敗、さらにメンバー交代劇など紆余曲折の末、1962年にシングル「ラヴ・ミー・ドゥ」でメジャーデビューするまでの過程を多数のアーカイブ映像を交えて検証していく。監督を務めたのは、数多くの音楽ドキュメンタリーやCD制作を手がけるボブ・カラザーズ。 映画は初期のビートルズが出演していたリヴァプールのクラブ「ジャカランダ」のオーナーで、ハンブルク巡業を手がけた興行主アラン・ウィリアムズが、当時美大生だったジョン・レノンとスチュアート・サトクリフに女子トイレの修繕の仕事を頼んだときの回想から始まる。メジャーデビュー直前に突然解雇されたドラマーのピート・ベストはその詳細を語った。「ラヴ・ミー・ドゥ」のレコーディングにリンゴ・スターの代わりに参加したアンディ・ホワイト、初期からアルバム「ラバー・ソウル」までのチーフエンジニアを務めたノーマン・スミスらも登場する。 NEGAが配給する「ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ」は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。 (c)SHORELINE ENTERTAINMENT