20代男女の「結婚相談所」入会が増えている!? 婚活業界のプロが断言する「若者の結婚観」と結婚相談所の“好相性”
価値観の多様化や将来不安などによって「婚姻率の低下」が叫ばれる昨今。実は今、結婚相談所を利用する20代が増加していることを知っていますか? こうした動きについて、結婚相談所「ツヴァイ」を運営するZWEI(ツヴァイ、東京都中央区)代表取締役社長の中野大助さんは「増加にはいくつかの要因がある」とした上で、20代の価値観と照らし合わせたとき「結婚相談所は非常に高パフォーマンス」と指摘します。 【画像】「えっ…なんか生々しい…!」 これが、未婚女性が答えた「二度目はないと感じる男性の特徴」上位10個です! どうして今、結婚相談所が20代の若者たちに注目されているのか――。その背景や実態について、婚活業界を熟知するプロフェッショナルの視点から解説していただきました。
婚活にも「タイパ」や「コスパ」を重視
当社の結婚相談所「ツヴァイ」には10.2万人の会員が登録されていますが、近年20代の入会が増加傾向にあり、実際に入会された方から「思った以上に若い人が多く活動している」という声も頂いています。会員増加にはいくつかの要因がありますが、結婚相談所の敷居が下がり、利用する人が増えていることの表れだと考えています。 増加理由の一つは、現実的な料金プランです。近年、若年層の間では「タイムパフォーマンス(タイパ)」と「コストパフォーマンス(コスパ)」といった時間や費用などの効率を重視する傾向が強まっています。当社では、成婚まで効率的に活動いただけるようサポート体制を強化するほか、料金プランの見直しも随時行っています。 結婚相談所というと、従来では入会金だけで数十万円以上かかるイメージもありましたが、「ツヴァイ」では20代の人は入会金が5万円になる「20代割」や、低コストな月会費の設定、成婚料が0円のプランなど、気軽に婚活を始められるプランを用意しています。コスパ重視という点では、ツヴァイの利点として「個室スペースが充実し、初めてのお見合いのとき、お茶代がかからない」という声も頂き、なるほどと思いました。 そして、成婚までに出会った人数と期間は、今年9月に実施したアンケートでは、20代の成婚者の男性が平均8.5人/7.6カ月、女性が平均8人/8.2カ月となっています。もちろん平均値ですので、中には20~40人というケースもありますし、入会1カ月で初めてお見合いした相手とスピード婚をされたケースも珍しくありません。 恋愛結婚の場合、平均交際期間は約4年(国立社会保障・人口問題研究所調査より)とされているので、タイパとコスパという視点からも、結婚相談所は非常に高パフォーマンスといえます。