核兵器廃絶へリーダー育成めざす 「被爆者の話をしっかり聞きたい」核保有国の若者などヒロシマを学ぶ
広島ニュースTSS
核兵器廃絶を目指し世界で活躍できるリーダーを育てようとICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンなどが主催し、世界各国の若者に被爆の実相を学んでもらう研修が広島市で始まりました。 「ICANアカデミー」は2017年にノーベル平和賞を受賞した国際NGOのICANと県が共同で開いていて、ことしで6回目です。 今回はアメリカやフランスなど核保有国を含む14の国と地域からNGO関係者や学生など20人が参加しました。 初日の13日はICANの川崎哲国際運営委員が挨拶し、ことしのノーベル平和賞に日本被団協が選ばれたことに触れ、「被爆者から、直接話を聞くことができる時間は限られている。原爆がもたらした痛みや影響をしっかり聞いて、核兵器廃絶への議論に活かしてほしい」と訴えました。 【アメリカから参加 アンティア・ヒプキンスさん】 「平和公園や原爆資料館を見学したいと思っていた。被爆者の証言もしっかり聞きたい」 参加者は16日までの日程で原爆資料館の見学や被爆者と交流するなどして、研修の成果を発表する予定です。 【ICAN 川崎哲国際運営委員】 「今回のノーベル平和賞を被団協が受けたという事をスタート地点にして、来年の8月に向けて核兵器がいかに非人道的な兵器か、声を上げていかなければいけない」
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