「呪詛が唯一のよりどころだった」 転落した貴公子・伊周役の三浦翔平 「光る君へ」
平安時代に長編小説「源氏物語」を執筆した紫式部の人生を描くＮＨＫ大河ドラマ「光る君へ」。藤原道隆の嫡男・伊周を演じたのが三浦翔平だ。道長（柄本佑）のライバルで、若くして出世し、自信に満ちていたが、不祥事により転落。道長を呪詛し続ける。10月13日放送の第39回で、36年の生涯を閉じた。家族を失い続け、恨みで正気をなくしていく貴公子を見事に演じきった。三浦がコメントを発表した。 【場面カット】道長の人型を嚙み砕き…正気を失っていく伊周を見事に演じた三浦翔平 ――伊周を演じきった感想について きらびやかな若かりし頃からの落差、特に没落してからの芝居は、想像よりも非常にしんどかったです。体力、気力、神経全て、命のエネルギーを使い切りました。家族が一人、また一人いなくなっていくごとに伊周に辛い影を落とすことになっていき、呪詛することが唯一のよりどころになってしまった常軌を逸した伊周を、全力で演じることができたので、役者として楽しかったです。 ――視聴者へメッセージを 伊周様はひと足先にお隠れになりましたが、まだまだ『光る君へ』の世界は続いていきますので、是非最後までお楽しみください。
