火野正平さん死去 夏に腰を圧迫骨折し体調崩す 原因なく“いつの間にか骨折”「最期まで仕事復帰を願う」
俳優の火野正平(本名・二瓶康一=にへい・こういち)さんが、14日に死去したことが分かった。75歳。東京都出身。葬儀は家族で行った。今夏の腰痛を機に体調を崩したと所属事務所が公表した。 【写真】若い頃から色気を漂わせた火野正平さん(1972年撮影) 事務所によると、4月から持病である腰痛の治療に励んでいたが夏の腰部骨折を機に体調を崩した。「最期まで仕事復帰を願っておりましたが叶いませんでした 自宅で家族に見守られ 穏やかな最期でした」と伝えた。 俳優・歌手としてマルチに活躍した火野さん。2011年からは、日本全国を自転車で巡るNHK BSプレミアム「にっぽん縦断 こころ旅」で旅人を務め、今年9月に腰部の圧迫骨折で出演を見送るまで14年間、旅人として出演を続けていた。 骨折を公表した当時、事務所は本紙の取材に「何年も前から腰は悪かった。何か(圧迫骨折の)原因があったわけではなく“いつの間にか骨折”みたいなもの」と説明。「順調に回復しています。歩行も問題なくできる。復帰までもう少しという感じです」と明かしていた。 火野さんは4月にも腰痛の悪化を理由に同番組のロケを中断していた。