上皇さま91歳に 戦没者慰霊、被災地お見舞い 国民に寄り添う日々
上皇さまは23日、91歳の誕生日を迎えました。上皇さまは1933(昭和8)年生まれ。太平洋戦争中は、44年から45年の終戦まで、日光などに疎開しました。戦後、59年に美智子さまと結婚、60年には浩宮さま(現在の天皇陛下)が誕生しました。 【写真】上皇ご夫妻の卒寿を祝う音楽会に出席した天皇、皇后両陛下、上皇ご夫妻=2024年7月、皇居・東御苑の桃華楽堂 89年、昭和天皇の逝去に伴い即位。91年の雲仙・普賢岳噴火や95年の阪神・淡路大震災など、大きな災害の被災地を美智子さまと訪れ、被災者を直接お見舞いしました。 沖縄県など国内各地のほか、サイパンやパラオ・ペリリュー島など海外も訪問し、戦没者を慰霊しました。2019年の退位まで、象徴天皇として国民に寄り添う姿勢を貫きました。 この1年では、5月に栃木県日光市を訪れました。上皇さまが戦時中に疎開した地をたどる私的訪問でした。8月には、ご夫妻で静養のため長野県軽井沢町を訪問しました。 11月には、三笠宮妃百合子さまが亡くなられ、上皇ご夫妻も三笠宮邸を弔問に訪れました。
朝日新聞社