トーシロが平然とタタキとコロシをする「SNS闇バイト時代」に、家族と自分を守る方法とは?
暴徒の略奪に備えるレベルで
彼らの手口は、強盗というよりむしろ暴動。素人が雑な指示を受け、ガラスやドアを壊して侵入してくる。アメリカでよく起きている略奪のイメージです。窃盗のプロが嫌がる「二重ロック」なんて関係ない。だから侵入を防ぐ以上に「侵入されたらどうする」まで考える必要があります。 まず窓やドアがこじ開けられたら作動する「警報システム」は必須です。また宅配便を装って入ってこようとする輩もいますから、玄関をはじめとする「家の中」のアチコチに、大音響を放つ非常ベル、警備会社に通報できる非常ボタンも必要でしょう。各部屋に防御、反撃用のグッズを設置する必要もあります。 ……そんな対策、どれだけ費用が掛かると思っているんだ、高齢者に反撃なんて無理だろ、って思いますよね、私もそう思います。 つまり今起きている犯罪は、誰でも実行できるようなやり方では対処できないという、地獄のような現実があるのです。すぐにやれるのは、せいぜい「置き配」の徹底、代引き商品は買わない。これが現実。 もはや「闇バイト」への応募が、どれだけ間抜けでノーリターンか、という当たり前の事実を、社会全体の常識にする方が有効かもしれません、しかもこれは大至急でやらないと。 簡単な仕事で高額報酬、即払いとか絶対ないから。資格・特殊技能もないキミに高い報酬を払うワケがない。あと知らない相手に身分証・個人情報渡をすんじゃないよ。駅前で知らない人に免許証見せないでしょ。ちなみにちゃんとした企業は「ホワイト案件です」なんて書かない。 あと一番重要なのが、個人情報を渡してしまったくらいで人を殺さないこと、これです。何やっているんですか。すぐに警察の助けを求めて下さい。警視庁も「必ず守る」と呼び掛けています。 アナタを脅してくる犯罪者と、メンツをかけて合同捜査本部まで設置した警察、どっちが信用できるか、考えるまでもないでしょう。すぐに警察へ。 Text:小木曽健(国際大学GLOCOM客員研究員) ※本記事のタイトル・画像はFORZA STYLE編集部によるものです。
小木曽 健