掲載：THE FIRST TIMES

■「吉岡さんは、仕事に対して“侍”。私は“野焼き系”。お仕事は野焼きだと思ってて、私が歩いた後はぺんぺん草も生えないけど、豊穣なる土が育つ」（アヴちゃん） 【動画】qbラジオ #11（ゲスト：吉岡 里帆） YouTubeおよびPodcastで不定期配信されている、女王蜂のWebラジオ『qbラジオ』。第11回目となる#11は、ゲストとして俳優の吉岡里帆が登場。 “仕事”をテーマにバチバチに心を開いて話した、女王蜂のアヴちゃん（Vo) と吉岡のトークをダイジェストでお届けする。 「吉岡さんは仲良し！ そして、初めて喋った時から、「なんて話が早いの!?」って思ってる人のひとりですね。本当に接しやすいし、“1”を話したら“10”わかるどころじゃない話ができるので、本当に楽しいなって思ってます」と、番組に吉岡を迎えたアヴちゃん。 それに対し「本当に来れてよかったです。お誘いいただいたのは半年前くらいで、（アヴちゃんに）『バチバチに心開いて喋ろうな！』って言ってもらったのが嬉しくて」と、出演の喜びを話した吉岡と、お互いが“地元の友達みたい”と語るふたりの出会いや、仲良くなったキッカケ、それぞれの印象を語り合うと、トークは本題である“仕事”の話へ。 ■アヴちゃんが分析。吉岡里帆の仕事に感じる“侍” 「私、吉岡さんの仕事に“侍”を感じるの」と吉岡の印象を語ったアヴちゃんと、それを聞き、「女の子らしい格好を意識してみたり、美容好きだったりというのもあるんだけど。自分のなかにいる侍がうごめいてる」と返す吉岡。 そしてアヴちゃんは自らの仕事観を「私は、お仕事は野焼きだと思ってて。私が歩いた後はぺんぺん草も生えないけど、豊穣なる土が育つ」と自己分析。ふたりは互いの仕事に対するスタンスを共感し合った。 ■書道と小劇場と学生映画が吉岡里帆のベースにある 「書道と小劇場と学生映画がベースにある」という吉岡のルーツを掘り下げる話題で、「全ての人生が変わる転機を感じた」と語られたのが、“初めて映画にエキストラで出演した日”のエピソード。 吉岡は、「小さい頃から書道をやってて、芸術とは孤独でひとり静かに戦い抜くものだと思ってた。（映画の撮影に初参加した）その日、全員が良い空気感で一致団結してるのを感じて。『私、大勢でやる仕事がしたいんだ』って思ったんだよね」と、当時を振り返った。 さらに「撮影現場で出会った映画監督志望の子に、学生演劇のチケットをもらったことがすべてのきっかけだった」と話し、「学生が無償でやってる演劇だったんだけど。『なぜ、この夏を費やして、この演劇にかけているのか？』ってところに、ただならぬ演劇への愛と、楽しんで欲しいというエネルギーを感じて。『私、こういう仕事がしたい！』ってすごく思った」と語る吉岡。 そして「どれだけ長生きしても120年とか、200年生きることはできない。だったら自分がなにに時間を費やして、今日死んでもいいと思えるものをやるべきって思っている。アヴちゃんもそういう魂の人やけど、『今日が最後でも全然いい』と思うくらい、毎日を生き切ろう！って思ってる」と熱く語る吉岡にアヴちゃんは拍手を送りつつ、「まったく同じことを思ってるし、ラジオのお仕事をしているときも『これが遺言でもいい』と思いたくてやっているの」と話を繋いだ。 ■「アヴちゃんは黒鳥みたいなイメージ」（吉岡里帆） 「アヴちゃんは黒鳥みたいなイメージ。大きくてくちばしも大きくて、すごく綺麗。でも、優雅に飛んでるんやけど、近くに来たらものすごい野獣みたいな。そんな優しさと強さの狭間に常にいる人なんだろうなって思う。だから、感情のままにすべてを出すことも出来るけど、それをやってしまうと観る人のキャパシティを超えてしまうような」と考えを語る吉岡にアヴちゃんは、「嬉しい、さすがやな」と、自分を理解してもらえたことへの喜びを告げた。 そして、吉岡に初期衝動を与えた作品とそれにまつわるエピソード、“言葉”と“会話”についてと、理解しあえている同志だからこそのディープな話が続いた番組後半。 「吉岡さんが挑戦してみたいことは？」と質問するアヴちゃんに、「アヴちゃんと一緒に舞台に出たいし、アヴちゃんの詞を歌ってみたい。アヴちゃんとお芝居したらどんな感じになるんだろう？というのも興味があるし、アヴちゃんの詞を自分が発したらどうなるんだろう？と思う」と答える吉岡に、「わ～～、すごい嬉しい！」とアヴちゃんが感動の声をあげた。 『qbラジオ』では次回#12も引き続き吉岡をゲストに迎え、“美容”をテーマにトークを繰り広げる。 女王蜂は現在、全国ホールツアー2023-2024『十二次元+01』を開催中。ツアーファイナルは3月1日に東京国際フォーラム ホールAにて開催される。そして4月20日には、国立代々木競技場 第一体育館にて『女王蜂 結成15周年記念単独公演 「正正正(15)」』の開催も決定。ライブの詳細など最新情報は、女王蜂公式HPをチェックして欲しい。 リリース情報 2023.11.15 ON SALE SINGLE「01」