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（ロッド）ゴーフィッシュ　カモメトレイル69ｍ（リール）シマノ　ステラ3000ＸＧ

徳島市沖で釣り上げた大物サワラ

1メートル弱のサワラ　

ハマチを釣り上げた益栄船長

さばいて切り身にしたサワラ

フィッシングリポーターの須見（左）と益栄船長

　大手釣り具メーカー「シマノ」が新たな釣りのコンセプトとして提唱している「インショアゲーム」を楽しんでみました。インショアゲームとは、ボートからシーバス、チヌ、ハマチ、サワラなどをルアーで釣るスタイルのことです。今回はサワラやハマチといった青物をメインターゲットとしました。会社の先輩の益栄（ますえ）さんにレジャーボート「益栄丸」を出してもらい、徳島市近海のガイドをお願いしました。 【動画】徳島市近海でモンスターサワラ　ボートフィッシングを堪能【須見千次郎の釣魚大全】⑳ 　当日は大潮の回りだったので、午後の上げ潮のタイミングを狙って正午過ぎに出船しました。同市川内町の船着き場を出て、阿波しらさぎ大橋、吉野川サンライズ大橋の下をくぐり抜けると、10分もしないうちにポイントに到着しました。　今回使ったロッドは、Go―Phish（ゴーフィッシュ）社のカモメトレイル69m、リールはシマノ社のステラC3000XG、ラインはPE1号、リーダーはナイロン3号。付けるルアーにタックルハウス社のバイブレーションを選び、キャスティングで広範囲を探りました。 　ポイントを変えながら30分ほど投げ続けるものの、アタリは全くありません。その間に益栄船長は、カサゴ、アジ、エソと小物ながら着実に釣果を上げていきます。さすが徳島市近海を「庭」と豪語しているだけのことはあります。たまらず「どんなルアーを使っていますか？」とこうべを垂れました。　ブルピン（ブルーとピンク）の60グラムのメタルジグを使っているとのこと。すぐにまねてブルピンの40グラムのジグで攻めてみました。まず軽く投げます。ジグが着底したら20回ほどロッドをジャークして、海中のメタルジグを動かします。炎天下の中、ひたすらシャクっていると、突然横に走る強いアタリが！　 　大物確定です。後は疲れるまで走らせ、じっくり巻き上げればいいだけです。長期戦を覚悟していました。何が掛かったのか想像するだけでもわくわくします。リールのドラグ機能を調整しながら少しずつ巻き上げでボートに引き寄せると、ようやく魚体が浮かび上がってきました。銀色に輝く魚の印象は「長い。大きい！」。 　網ですくうと魚へんに春と書く「鰆（サワラ）」でした。これはうれしい。味も絶品のはず。以前、サワラ狙いで遊漁船に乗った際は、本命を逃して残念な思いをしただけに、喜びもひとしおでした。サイズはあとわずかで1メートルという大物でした。益栄船長も良型のハマチを釣り上げ、きりのいいところで納竿（のうかん）としました。 　サワラはメジャーで測ると98センチでした。おいしく食べるため、仕出屋でさばいてもらいました。店主の見事な包丁さばきは、関連動画で見られます。塩焼きやみそ漬けにしていただきました。