広島じゃなければ…?他球団なら主力クラスの選手(3)新井監督も望むスラッガーだが
昨季はセ・リーグ2位となった広島東洋カープ。今季は2018年以来のリーグ優勝を狙うシーズンになる。そのためには若手の台頭が求められるが、その一方で出場機会に恵まれない選手や、本来のポジションで起用されない選手も少なくない。ここでは、他球団であれば主力となり得る選手を紹介したい。
中村健人
・投打:右投右打 ・身長/体重:183cm/97kg ・生年月日:1997年5月21日 ・経歴:中京大中京高 - 慶応大 - トヨタ自動車 ・ドラフト:2021年ドラフト3位 ルーキーイヤーには63試合に出場した中村健人。しかし、昨季はまさかの一軍出場なしに終わった。 慶応大では、3年秋のリーグ戦で本塁打王(5本)に輝くなど強打者として活躍したが、ドラフト指名漏れを経験。 それでも、社会人野球の名門・トヨタ自動車で4番打者として活躍し、2021年ドラフト3位で広島東洋カープに入団した。 ルーキーイヤーは開幕一軍スタートを果たすと、左投手の先発時には積極的にスタメン起用され、63試合に出場。同年は打率.240、3本塁打、10打点とまずまずの数字を残した。 ところが、昨季は打撃の状態が上がらず、一軍出場なし。ファームで83試合に出場したが、打率.205、3本塁打、25打点と低調な数字に終わった。 今季は、西川龍馬がオリックス・バファローズにFA移籍したことで、レギュラー奪取が期待されたが、オープン戦では打率.152(33打数5安打)、1本塁打、2打点と物足りない数字に。 現在、ファームでもいまひとつの状態である中村健。持ち味の打撃を取り戻し、再び一軍の舞台で躍動したい。
ベースボールチャンネル編集部