「収納式屋根」に「回転椅子」! 「車中泊仕様」のデリカD:5が仕掛け満載だった
キャンプでお泊まりと聞いて、多くの方がまず思い浮かぶのが「テント泊」だと思います が、愛車の中で就寝する「車中泊」も最近注目されています。 【画像】こってりイジられたデリカD:5内/外装の詳細をチェックする(25枚) キャンプ場でテントをたてる時間を節約できるなど、宿泊人数とそれに対するクルマのサイズ、さらにはキャンプ場の環境や気候など、条件さえあえばメリットが多いスタイルです。今回はそんな車中泊でキャンプを楽しむユーザーを紹介します。
雨の日でも快適に過ごせる車中泊仕様
昔から夫婦揃って4駆が大好きで、現在はディーゼルの三菱・デリカD:5を所有。そんな愛車と共に夫婦でキャンプを楽しんでいたのが“くろちゃん@富山”さん。会場はキャンプの聖地、ふもとっぱら。ほとんどのユーザーがテント泊をしていたなか、車内スペースの広さを生かしてあえての車中泊を選択。 普段は奥様が乗っているというデリカD:5。以前は前期型のガソリン仕様に乗っていたものの、調子が悪くなってトルクフルな後期型のディーゼルに乗り換え。見るからに色々とカスタマイズされたこちらのD:5、じつはデリカのカスタマイズパーツを販売する「オートフラッグス」のもとデモカー。タイミング良く車両販売の話が回ってきて、買い換えを決めたそうです。 夫婦2人でのキャンプとは言っても必要な荷物が多いのと車中泊することを考えると、その荷物の置き場に困りがち。そこで役立つのがルーフラック。さらに後ろのヒッチメンバーに接続するヒッチキャリアも積載力アップに大きく貢献。使わない時は折りたたむことができるので便利です。 今回のキャンプは残念ながら一日ずっと雨。そんな時でも屋外で体を濡らすことなくくつろげるアイテムが、引き出し式のサイドオーニング。展開するとかなり広範囲をカバーし、大人数でも雨などの影響を受けることなくまったりできるのが魅力的。暗い場所でも設営作業がしやすいように、明るいLEDランプも取り付けています。
足を伸ばして快適に休めるアイデアが満載
車中泊仕様ということで、クルマの中で快適に過ごすには換気が重要です。そこで後部にロール式シェードを装着。夏場はリアゲートを開けた状態で、虫が入ることなく心地良い風が入ってきます。少しだけ換気したい場合はリアゲートのフックにデリカ専用ツールを装着し、車体側のキャッチに接続すればリアゲートにわずかにすき間ができるそうで、かなり重宝しているそうです。 車中泊する際は車種専用設計のベッドキットで寝ることになりますが、足を伸ばして横になるにはもう少しベッドの長さを稼ぎたかったそう。そこで運転席&助手席を、西尾張三菱自動車販売の回転シートに交換。シートの向きを180度回転できる優れモノで、向きを変えることでシートの座面まで足を伸ばすことができて便利です。 車内の限られたスペースをムダにしないように、収納スペースも増設しています。天井部分にバーを設置して、その上に収納ケースを設置。天井のデッドスペースを上手に活用しています。ケースの中には歯ブラシやお風呂セットなど、お泊まりに必要不可欠なアイテムをたっぷり詰め込んでいます。これで数日間のクルマ旅もバッチリですね!
岩田部屋