「判断能力のないこどもたちを道具として使う悪質性」 警察本部に「専用解析室」設置など 県が闇バイト対策を強化
闇バイトを発端に犯罪に手を染めたり被害にあったりするケースが問題化していることを受け、鳥取県は警察本部も加えて県民をリスクから守る体制を強化しました。 鳥取県 平井伸治知事 「この犯罪の悪質性というのは、まだ判断能力のないこどもたちを道具として使うということです。」 SNSでの闇バイト募集は、巧妙に犯罪に加担することになったり応募した人が実行犯となった強盗や特殊詐欺で、高齢者が被害に遭ったりするケースが多発し問題化しています。 補正予算の成立を受け鳥取県は体制を強化し、警察に専用解析室を設けていわゆる「トクリュウ」やサイバー犯罪に目を光らせるほか、若者が犯罪者に巻き込まれないよう相談窓口を設けたり、手口を紹介する広報活動を強化したりします。 また被害者にならないよう高齢者が住む家にカメラ付きドアホンやセンサーライトを取り付けるのに上限1万5000円の補助金を設けました。 フェイクやニセの情報も行き交うSNSやインターネットの世界は犯罪に限らずいじめなども横行していて、正しい知識を持って向き合える県民を増やしてリスクを軽減することにしています。
山陰放送