第93回選抜高校野球 京都国際で卒業式 「全力疾走見せて」 野球部3年、後輩に熱いエール /京都
<センバツ2021> 京都国際高(京都市東山区)で13日、卒業式があった。野球部の3年生16人はコロナ禍で、高校生活最後の夏の甲子園をかけた大会に出ることすらかなわなかった。それだけにセンバツに出場する後輩たちに「全力疾走・全力発声。京都国際の野球を甲子園でも見せて」と熱いエールを送った。 2020年秋のプロ野球ドラフトで、ソフトバンクに育成4位で指名された早真之介選手、オリックスに育成4位指名の釣寿生(じゅい)捕手も参加。前日に京都入りし、式後はそれぞれのキャンプ地の宮崎市と大阪市に戻った。 早選手はグラウンドで練習する後輩を見ながら、「自分たちも甲子園に行きたかった。悔しさはある」と素直に打ち明けた。卒業後も府内の大学で野球を続ける森下結翔(ゆうと)前主将は「あっという間の3年間だった」と振り返り、「都合が付けば甲子園に応援に行きたい。地に足を付けて戦ってほしい」と期待した。【中島怜子】 〔京都版〕