いずれは会話することも難しく…45歳で「若年性認知症」になった夫と妻につきつけられた、悲しすぎる未来【漫画】
見た目は変わらないのに、どんどん記憶が薄れ、“自分が知らない”夫になってしまったら…? 時間や場所の感覚がなくなり、家族の顔でさえわからなくなる病「若年性認知症」を真っ向から取り上げ、SNSでも話題のコミックエッセイ『夫がわたしを忘れる日まで』(吉田 いらこ 著)から一部を公開します。 【前話を読む】“忘れっぽくなった”夫がついに「若年性認知症」と診断されーー妻に求められる決断は
【前話のあらすじ】
息子・陽翔を映画館に置いて家に帰ってしまった夫・翔大。あまりにもおかしい、と夫婦で病院を訪れることに。 翔大だけでなく、彩も家での様子などをヒアリングされるが、「どこも悪くない」「疲れているだけ」と言ってもらえることを祈ってばかりいた。
検査を終え、医師から告げられたのは「若年性認知症」であるということ。 想像もしていなかった病気に、ただ呆然とする彩。
今後の治療について説明する先生の話もまったく頭に入ってこない。 仕事は?生活は?考えもしなかった「若年性認知症」という病気に、彩はただただ困惑するばかりで…。
原因は血管性のものやアルツハイマー病、事故での後遺症などさまざまですが 佐藤さんの場合はアルツハイマー型です
初期症状は物忘れが増えたりすることですが 症状が進むと過去の出来事に関する記憶が抜け落ちたり
言葉がうまく出なくなり、会話をするのも難しくなったりします
さらに症状が進むと、最初は時間、次に場所
そして人を認識できなくなります か…家族の顔もわからなくなるんですか? そうなります
…… あの…治る可能性はあるんですか?
残念ながら現時点で治療法は確立されておらず、完治が難しい病気です ですが薬物療法やリハビリなど、さまざまな方法を組み合わせて進行を遅らせることはできます
進行速度にも個人差があるので 時間をかけて少しずつ向き合っていきましょう
翔太にはどんな症状がでるのか これからどうなっていくのかわからない
いつか 私のことも忘れる…?