敬老演芸会に出演した（左から）塚原哲平、西崎緑、山口ひろみ、西崎緑亜

　演歌歌手の山口ひろみ（４９）が２６日、東京・伊豆諸島の新島と式根島で開かれた「敬老演芸会」に出演し、地元のお年寄りたちを新曲などの熱唱で喜ばせた。 　新島村が主催し、東海汽船の協力で開催されてきた秋恒例の福祉イベント。３０回目の今回は、山口や歌手で舞踊家の西崎緑（６４）、歌手の塚原哲平（４７）、舞踊家の西崎緑亜（３９）が出演し、持ち歌や、北島三郎（８８）の「まつり」などの合唱で盛り上げた。 　演芸会は昼に式根島で夜に新島で開かれた。５年ぶり、２回目の出演になった山口は「またお目にかかれてうれしいです。きょうは私の一番、高い着物を持ってきました！」とあいさつ。新曲「恋問（こいとい）海岸」や「望郷じょんがら」などを力強い歌声で披露。西崎の踊りとのスペシャルコラボで盛り上げた。また、山口は食育防災アドバイザーと防災士の資格を生かし、自ら作詞した「しょくいくぼうさいのうた」を、介護予防体操を盛り込んで披露。お年寄りたちも山口のレッスンを受けながら一緒に楽しんだ。 　山口は「私たちの歌と踊りでお年寄りの皆さんに若返って、楽しんでもらえたらうれしいです」。一般男性（４７）と結婚して３年。師匠・北島のもとから独立して１年半になった。「人としても少しは成長できたかなと思います。これからは歌、防災、介護予防の３つを軸に頑張っていきたい」と話していた。