【速報】山上徹也被告が奈良地裁へ 再び本人出席で公判前整理手続きが行われる 安倍元首相銃撃事件
2年前、奈良市で安倍晋三元首相を手製の銃で撃ち殺害した罪などで起訴された山上徹也被告(43)を乗せた車が26日午前9時半ごろ、奈良地裁に到着し、裁判の争点や進行について話し合う「公判前整理手続き」が山上被告が出席のもと行われました。被告本人の出席は、今回で2回目です。
山上徹也被告(43)は、2022年7月、奈良市で選挙の演説をしていた安倍元首相を銃撃して殺害した罪などに問われています。 山上被告の公判前整理手続きをめぐっては、当初は去年6月に山上被告も出席して始まる予定でしたが、裁判所に不審な段ボール箱が届いたことから中止になりました。 改めて去年10月に行われた1回目の手続きの際には「騒ぎになるのを避けたい」として欠席していたものの、その後、今年1月に行われた2回目の手続きに、山上被告は出席しました。 弁護団によりますと、山上被告は出席した理由について、「自分の手続きなので一度見てみないと分からないと思った」と話していて、今後についても「まだ決めたわけではないが、出席は前向きに考えている」という趣旨の話をしていたということです。 山上被告を乗せた車は26日午前9時半ごろ到着し、午前10時ごろから始まった手続きは約15分で終了。午前11時ごろ、山上被告を乗せた車は裁判所を後にしました。 山上被告の弁護団は報道陣の取材に対し、山上被告の様子について「いつも接見している時と変わらず、真剣な表情で聞いていた」と話しました。 裁判の争点や主張については「詳細は申し上げられない」と話し、公判の具体的な期日についても「まだ決まっていない」と話しました。 今後、公判前整理手続きで争点などを明確にした上で公判の日程が決まることになります。