【速報】同性愛を禁じるイスラム教の国出身の男性に大阪地裁が「難民に該当する」との判決 男性は「母国に帰国すれば迫害を受ける恐れがある」と主張
北アフリカ出身の男性が日本での難民認定を求めた訴訟で大阪地裁は4日、「難民」と認めなかった国の決定を取り消し、「難民に該当する」とする判決を言い渡しました。 訴状によりますと、男性(30代)の出身は同性愛を禁じるイスラム教の国で、「ゲイは家族の恥」などとされているということです。 30代の男性は、同性愛者であることが家族に知られた後、家族に車でひき殺されそうになったり、1ヵ月以上監禁されて暴行を振るわれたりしていたといいます。 男性は来日して難民申請しましたが、大阪出入国在留管理局は2021年、難民不認定とする処分を下しました。男性は2022年に、これらの処分を取り消すよう求めて国に提訴。大阪地裁は4日の判決で「家族から危害を受ける現実的な恐れがあり、客観的事情が認められる」などとして、「難民に該当する」と判断しました。