ガスペリーニ流が浸透するアタランタはセリエA制覇を狙える? 名将サッキ氏も完成度を絶賛「なぜ不可能だというのか」
チームの完成度では王者インテルにも負けていない
今季のセリエAは昨季王者インテルが優勝候補筆頭となっているが、それに続く候補はいるだろうか。ミラン、ユヴェントスも実力はあるはずだが、今季から指揮官が交代している。チームとしての完成度ではシモーネ・インザーギ率いるインテルに敵わないだろう。 そんな中、名将アリゴ・サッキ氏はアタランタを候補に推す。ビッグクラブとは言えないかもしれないが、アタランタは昨季リヴァプールやレヴァークーゼンを撃破してヨーロッパリーグを制している。組織としての完成度はかなりのレベルにあり、今季開幕節ではレッチェを4-0で粉砕している。 今後の市場で主力選手をキープするのが条件とはなるが、伊『Gazzetta dello Sport』にてサッキ氏はアタランタと指揮官ガスペリーニを絶賛する。 「なぜ不可能だというのか。戦略家と呼べる素晴らしい指揮官がいて、完璧なチームだ。もちろん経済的側面、つまり補強にどれだけ投資しているかという点を見れば、アタランタがタイトルを争うのは難しいかもしれない。しかしビジネスとはプロジェクトの明確さ、そして試合の結果を指す」 「アタランタは他のセリエAのチームが持たない特有のスタイルを持っている。メンタリティ、プレイの激しさ、アグレッシブな点において、欧州風なチームだね。ガスペリーニはスクデットを目指して戦うだろう」 特に攻撃力はセリエAの中でもトップクラスで、ガスペリーニのカラーがチームに浸透している。インテルとアタランタは今月末にいきなり激突する予定になっており、両チームが優勝を争う結果となっても不思議はないか。
構成/ザ・ワールド編集部