男子国別対抗戦で錦織圭が8年ぶりの出場へ!単複での起用に添田監督「圭の力を借りたい」【テニス】
錦織圭ら選出のデビスカップ・コロンビア戦が9月14~15日に開催
9月14~15日に東京・有明コロシアムで行われる男子国別対抗戦デビスカップ・ワールドグループ1部「日本対コロンビア」のドロー抽選式が13日に行われた。 【画像】9月13日に有明コロシアムで練習した錦織圭、西岡良仁、望月慎太郎、ダニエル太郎 今年2月、ワールドグループ1部残留をかけたプレーオフでレバノンに3勝1敗で勝利した日本は、3年ぶりのファイナル予選出場へコロンビアと対戦。2013年と2015年に対戦して勝利した日本だが、いずれも最終試合までもつれる激闘を演じている。 日本代表に選出されたのは、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク54位)、ダニエル太郎(エイブル/同92位)のトップ100と、望月慎太郎(木下グループ/同146位)、錦織圭(同205位)、綿貫陽介(SBCメディカルグループ/同338位)の5名。12日に行われたプレドロー記者会見で日本チームを率いる添田監督は、出場すれば国内有観客試合が2018年のジャパンオープン以来6年ぶりとなる錦織について明言を避けたが、「自信を持って臨める」と語っていた。 そして、13日のドロー抽選式で試合の組み合わせが発表され、シングルスに西岡と錦織、ダブルスに錦織と綿貫を起用。添田監督は、「西岡に関しては文句なく彼中心のチーム。なので彼が出るというのは最初から決まっていました」と述べ、錦織についても他選手と悩んだとしながらも「試合前の状況だったりコンディション、今の調子を総合的に考えて圭を選ぶことになった」と語った。 また、ダブルスのペアリングについては、コロンビアを警戒しつつ、綿貫の爆発力に期待。「(パートナーに)誰が当てはまるかと考えた時に圭の力を借りたい。2人のコンビネーションを見てみたいと思った」と初めてタッグを組む2人に胸を膨らませた。 出場となれば8年ぶりのデビスカップ日本代表戦となる錦織は、「何が起こるかわからない怖さもあるので、チームで気持ちを引き締めたい。1日目、僕は2試合目として登場するので、1試合目に西岡選手にいい流れを作ってもらってリラックスしてできたらなと思います」と意気込む。 ATPポイントが付与されないデビスカップで最大3試合を戦うことになるが、「ポイントは欲しいっちゃほしいですけど、正直。なるべく早く100位以内に戻すことが一番の目標ではある。ここで良い試合をして、アジア・シーズンも久しぶりの戦いになるので、ジャパン・オープンもありますし、そこに向けていい試合ができれば」とこの試合でシーズン終盤へ弾みをつけたいとした。 記者会見後、錦織は有明コロシアムで西岡とともに練習を実施。連日、気温30度を超えており、練習後半に錦織はウェアを脱ぎ上半身裸でプレー。全身に汗をまといながら約1時間の練習を終えた。 試合は9月14日(土)にシングルス2試合、9月15日(日)にダブルス1試合、シングルス2試合を予定しており、先に3勝した国が来年行われるファイナル予選に進出。敗れた国はワールドグループ1部プレーオフに回ることとなる。 <対戦カード> 第1日(9月14日) 第1試合(14時開始予定):西岡良仁 vs. A.ソリアノ・バレラ 第2試合:錦織圭 vs. N.メヒア 第2日(9月15日) 第3試合(13時開始予定):錦織/綿貫陽介 vs. N.バリエントス/C.ロドリゲス 第4試合:西岡 vs. メヒア 第5試合:錦織vs. ソリアノ・バレラ <日本> 西岡良仁(ミキハウス/単:54位、複:541位) ダニエル太郎(エイブル/単:92位、複:861位) 望月慎太郎(木下グループ/単:146位、複:1155位) 錦織圭(ユニクロ/単:205位) 綿貫陽介(SBCメディカルグループ/単:338位、複453位) 監督:添田豪 <コロンビア> ニコラス・メヒア(単:237位、複:394位) アドリア・ソリアノ・バレラ(単:460位、複:1162位) ミゲル・トボン(単:1465位、複:2263位) クリスチャン・ロドリゲス(単:―、複:107位) ニコラス・バリエントス(単:―、複:53位) 監督:アレハンドロ・ファラ
Tennis Classic 編集部