阪神・藤川監督、主力に求めるのは「練習量」中心選手がチーム牽引「タイガースの伝統としては大事」
球春での再会を前に、大きな期待を寄せた。今年の沖縄には、かつてないくらい魂の宿った汗がほとばしる。(須藤佳裕)
★1・4星野氏の命日に「本当に心優しかった」
1月4日は2018年に亡くなった元監督の星野仙一さんの命日。藤川監督は「本当に心優しかったし、強かった。選手へどうアプローチするかのお手本に、星野さんが一番に出てくる」と語った。プロ4年目の02年に星野さんの下で初勝利を挙げ、「『おい、球児』と呼んでもらったりして、人情味があった」と感謝。今後、指揮官として「選手に対するメッセージを強めに出しているときは、星野さんの考えがあると思ってもらえたら間違いない。これから助けてもらう場面が出てくると思う」と、闘将イズムも継承していく。
★FA残留大山を「心の強さというのをすごく信頼している」
藤川監督は大山に対し、春季キャンプでの練習メニューを直接伝えたことを明かした。「一塁、三塁の選手というのは基本的にシーズン中、練習量が落ちるので、このキャンプでは基礎練習をしっかりとやってもらうということ。もう大山には伝えてある」。そのときの大山の反応は「『分かっています』という(笑)」と説明。今オフに国内FA権を行使し、残留した主砲について「動かない心の強さというのをすごく信頼している」と語った。