体重増加に気分のムラ…人気俳優たちが明かす「更年期の心身の変化」
加齢とともに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)が減少することで起こる「更年期障害」。これらの経験は公に多くが語られていないけど、更年期に対する悩みを抱える人はきっと少なくはないはず。 【動画】「更年期障害」について語るドリュー・バリモアとガブリエル・ユニオン
11月14日(現地時間)にトーク番組『ドリュー・バリモア・ショー』で、俳優のドリュー・バリモアとガブリエル・ユニオンが閉経に移行し始める時期に感じた心身の変化について明らかにしたと、<TODAY>が報じました。 更年期に、体重の増加を経験したという二人。ガブリエルは同番組で、あっという間に約12キロが増えたことを明かし、「それは一晩で起こったように感じた」とも語りました。一方でドリューは、日常生活におけるプレッシャーからお腹が張って苦しい状態が続いたそう。 また、同番組に出演していた産婦人科医のカミーラ・フィリップス氏は、更年期や閉経前後の体重増加はよくあることだと二人に説明。 「私たちの多くは、更年期の移行期に入ると体重が約13キロも増える可能性があることを知りません。様々な理由で体重が増える傾向にあるんです」 そして最大の理由に多忙な生活とそれに伴うストレスを挙げたカミーラ氏は、女性は自分の幸福よりも他人を優先することが多いとも指摘しました。 さらにドリューとガブリエルは体重の変化だけでなく、多くの更年期障害の症状のうちのひとつである、劇的な気分の変化についても意見を交換。更年期障害について十分な会話がされていないために、多くが気づかずにいることに賛同し、自分たちの気分の変化に驚いたことを明かしました。
「37歳のとき、はじめて身体に何かが起こっているような気がした」と、振り返ったガブリエル。当時、主治医から“プレ更年期”を迎えていると説明があったといいます。 そして40代半ばを迎えるころには、その変化が決定的になったのだそう。母親に助言を求めたところ、髪の毛が塊で抜けることがあることや、顎にひげが生える可能性があるから、家を出る前に確認するべきだという話をきいたそう。 「こういったことは、誰も話題にしません。むしろ皆は、あなたがおかしいとか、イライラしてるだけとか言いたいんです。私たちは人間です。何かが起こっていることは確かです」 まだまだ社会的スティグマが残る更年期について、自分たちの経験をオープンに語ったガブリエルとドリュー。同番組のTikTokの投稿には、多くの女性から共感の声が届いていて、正直に会話したことに対する感謝のコメントも届いているよう。 更年期障害の症状は人それぞれに違ったものがあるため、このように経験を打ち明けることで多くの人の不安を解消することができるのかもしれません。