「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」の展示関連プログラムでヤノマミ族のダビ・コペナワが来日
トークショー「ダビ・コペナワからのメッセージ」などに出演
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024のプログラムでは、長年ヤノマミ族の写真を撮り続けている写真家でもあり、「Comissão Pró-Yanomami 」をヤノマミ族のダビ・コペナワと共同で設立した活動家クラウジア・アンドゥジャールの作品展「ヤノマミ ダビ・コペナワとヤノマミ族のアーティスト」が行われる。 この展示の関連プログラムに出席するためダビ・コペナワが来日して、トークショーなどに出演する。 4月13日(土)にはモレイラ・サリス財団のキュレーター、チアゴ・ノゲイラと共にトークショー「ダビ・コペナワからのメッセージ」に出演する。 ダビ・コペナワは、ブラジルとヴェネズエラの国境付近に、アマゾン地域最大の居住区を持つ先住民族ヤノマミ族のシャーマンであり、代表者。 ヤノマミ族の居住区は、地球上で最も重要な生物多様性地域のひとつであるにもかかわらず、天然資源の搾取が横行し、侵略され続けている。 “森林のダライ・ラマ”の異名をとり、アマゾン地域の熱帯雨林の破壊に対する抗議や、そこで暮らす人々の権利、代々伝わる文化の保護などを訴え続けてきた。その活動は国際社会からも高く評価され、“もう一つのノーベル賞”とも言われるライト・ライブリフッド賞をはじめとする数々の賞を受賞している。 ダヴィ・コペナワは、4月13日(土)17:30~18:00に行われるエキシビショントークに加え、4月14日(日)には音楽フェスKYOTOPHONIEで開催されるシェニア・フランサのコンサートでオープニングトークを務めるほか、4月20日(日)には自身のトークショー「ダビ・コペナワからのメッセージ」を開催する。問い合わせはKYOTOGRAPHIE事務局(075 708 7108)まで。 (文/麻生雅人)