【大阪杯】格付けバトル初の異常事態!ソールオリエンスまさかの無冠で波乱必至?
毎週日曜のレース終了後にお届けしている次週重賞の攻略ポイントが、装いを新たにリニューアル! 今回は3月31日(日)に行われる大阪杯(G1、阪神芝2000m)で、「格」「距離適性」「阪神コース実績」の3項目にスポットを当て、注目馬をピックアップしていきます。 ※項目ごとに1位(5ポイント)、2位(3ポイント)、3位(1ポイント)で加点。最後に3項目の合計得点による総合トップ3を発表します。 ▼格トップ3 1位 タスティエーラ(5P) →23年 日本ダービー(G1)1着 2位 ソールオリエンス(3P) →23年 皐月賞(G1)1着 3位 ジオグリフ(1P) →22年 皐月賞(G1)1着 1位は昨年のダービー馬で皐月賞2着、菊花賞2着のタスティエーラ。僅差2位の皐月賞馬ソールオリエンスもダービー2着、菊花賞3着と3歳牡馬クラシックで好走しており、この2頭は今年の格部門でツートップとも言える存在です。 やや離れた3位は22年秋華賞1着スタニングローズと迷うところも、牡馬混合G1とクラシック勝ち馬の観点から22年の皐月賞馬ジオグリフとしました。 ▼距離適性トップ3 1位 リカンカブール(5P) →[5-1-0-1]連対率85.7% 2位 ローシャムパーク(3P) →[3-2-0-1]連対率83.3% 3位 ミッキーゴージャス(1P) →[4-0-0-1]勝率80% 【参考】 ロードデルレイ [3-0-0-0]勝率100% ※出走順位17番目で除外対象のためランク外 距離適性では格部門で登場したソールオリエンス[2-0-0-0]、タスティエーラ[1-1-0-0]、スタニングローズ[2-0-0-0]などが集計対象の基準となる合計3戦に満たないため揃ってランク外に。上位勢は条件戦から叩き上げの馬達にガラっと入れ替わりました。 ただ、1位リカンカブールが芝2000mで唯一連対を外した2走前のレースは、大阪杯と同舞台のチャレンジC。一方で僅差2位ローシャムパークは初の海外遠征だった香港C8着以外は連対を外しておらず、こちらの方が成績的に強調できるかも知れません。 また芝2000mで3戦3勝、勝率100%のロードデルレイは原稿の作成時点で惜しくも除外対象となる出走順位17番目。ただ、1頭でも回避馬が出て繰り上がりで出走枠に滑り込めれば、距離適性から有力な逆転候補となります。 ▼阪神コース実績トップ3 1位 ステラヴェローチェ(5P) →[2-1-0-1]連対率100% 2位 ハーパー(3P) →[1-1-0-1]連対率66.7% 3位 スタニングローズ(1P) →[3-0-0-2]勝率60% 【参考】 ベラジオオペラ [2-0-0-0]勝率100% ※レース数が集計対象未満のためランク外 格、距離適性に続いて阪神コース実績部門も上位馬が総入れ替え! 1位のステラヴェローチェは芝2000mでこそ勝利経験が無いものの、阪神コースで唯一馬券に絡めなかったのは当時阪神芝3000mで行われた菊花賞4着だけ。隠れコース巧者であり、有力馬が阪神経験に乏しい今年のメンバーでは要注目の存在となります。 なお大阪杯と同じ芝2000mで行われるチャレンジCなど阪神2戦2勝のベラジオオペラは、レース数が集計対象の3戦に満たないためランク外としました。 ▼総合トップ3 1位 タスティエーラ(5P) 1位 リカンカブール(5P) 1位 ステラヴェローチェ(5P) 総合トップは格付けバトル初の異常事態となる3部門全てで異なる馬が1~3位に。また1位に輝いた馬にもそれぞれ不安要素があり、お世辞にも安心して買える馬とは言えないでしょう。 上記の結果から浮かび上がってくるのは「波乱」の2文字。2022年にはソールオリエンス、タスティエーラと同じく、当時阪神に出走経験が無かったエフフォーリアが単勝1倍台で9着に大敗。「8→3→7人気」の順で決まり3連単53万馬券が飛び出しました。 1週前時点から大荒れムードが漂う今年の大阪杯。競馬ラボでは過去の傾向から狙える逆転候補を後日の攻略レポートでお伝えしますので、チェックをお忘れなく!
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