９月の自民党総裁選を巡る動きが活発化しています。出馬に意欲を見せる岸田総理に対し、道内の若手議員から痛烈な発言が飛び出しました。 ２２日、旭川市で自らの政党支部の定期大会を開いた自民党・東国幹衆議院議員。党のナンバー２、茂木幹事長をゲストとして招いた場で、まだ当選１回の東議員が驚きの発言をしました。 東国幹 衆院議員)「岸田総理総裁はゆめゆめ（総裁選）再選などと軽々しく口にすることではなくて、やはり思いとどまって、自民党の新しい扉を開くその橋渡し役を担っていただきたい。国民の信頼を回復するには新しい門出、そういったことが私は求められていると思っている」。 新人議員による事実上の退陣要求。 岸田総理）「東国幹さん、ぜひこの大激戦、大接戦、皆さんの力であと一歩ぜひ押し上げて」。 ２０２１年の衆院選で岸田総理は旭川まで東議員の応援に駆け付けていました。そんな新人に噛みつかれた岸田総理、求心力の低下が顕著です。 ２２日の定期大会に、来賓で訪れたこの人は・・ 鈴木宗男 参院議員）「茂木総裁があるべしという天の声、待望論が出てくると思います」。 有力な次期総裁候補とされる茂木幹事長。この週末は北海道６区の後、１区の新人候補予定者の車座集会のほか、８区の新人候補予定者とともに新幹線札幌延伸の工事現場を視察。総裁選の地方遊説さながらに動き回りました。自身の出馬を問われると。 茂木幹事長）「夏の間、よく色々考えたいと思っています。日本をどうしていくか、また地域をどう活性化していくか」。 さらに別の若手議員からも。北海道選挙区選出で当選１回の岩本剛人参議院議員。２２日の政経セミナー後に、岸田総理について問われると。 岩本参院議員)「これから国際情勢含めて厳しい、物価高騰対策等々ありますので、どういう方がふさわしいか考えていきたい」