【2024衆院選】4)香川1区に5人が立候補 舌戦も終盤…唯一の議席を巡り息詰まる選挙戦【香川】
岡山放送
10月27日に迫った衆議院議員選挙、注目の選挙区をシリーズでお伝えしています。最終回の25日は、香川1区です。5人が立候補し投票日に向けてし烈な舌戦を繰り広げています。 香川1区に立候補しているのは、届け出順に参政党・新人の小林直美さん(50)。共産党・新人の田辺健一さん(43)。立憲民主党・前職の小川淳也さん(53)。自民党・前職の平井卓也さん(66)。日本維新の会・新人の町川順子さん(65)の5人です。 (参政党 小林直美候補) 「参政党ができた理由が、そもそも投票したい政党が無いのであれば、ゼロから自分たちで立ち上げよう。そう思って作った政党なんです」 結党の理由を説明し支持を呼びかける小林直美さん。しがらみの無い政治姿勢を訴え、既存の政党に投票先が無い人たちへの浸透を図っています。朝、昼、夜の1日3回、大票田の高松市中心部で声掛けや街頭演説を行い、政治の転換を訴えるとともに党勢の拡大を目指しています。 (参政党 小林直美候補) 「この日のために時間と労力を費やしてきました。このチャンスを生かして絶対に大きな政党になるきっかけ、スタートラインに立ちたいんです」 (共産党 田辺健一候補) 「田辺健一を国会へと送ってください。皆様の大きな支援、よろしくお願いします」 自身を国会へ送り出すよう呼びかける田辺健一さん。選挙カーで選挙区を回りながら消費税の減税や最低賃金を時給1500円以上に引き上げることなどを訴えています。選挙戦序盤には党の志位議長が応援に駆け付け自民党政治からの転換を呼びかけました。 (共産党 田辺健一候補) 「自民党に政治を任せていたのでは、私たちの暮らしを応援する政策も中小企業を支援する政策も実現することはできません。自民党政治終わらせて、一緒に政治を変えましょう」 (立憲民主党 小川淳也候補) 「自分の選挙が気にならない。不安でないと言えば嘘になります」 公示前の街頭演説でこう胸のうちを明かした小川淳也さん。党の幹事長として応援のため全国を回り地元を空ける初めての選挙戦です。家族や事務所スタッフが選挙区を回り支持を呼びかけ、期間中に小川さんが選挙区に入ったのは一度だけでした。 (立憲民主党 小川淳也候補) 「本当に必要なことは、政治改革によって信頼を取り戻し、いささかでも、信無くば立たず。信頼と期待を獲得し、行き詰まったこの社会を正しく変革していくこと。全力で取り組みたいと思います」 (自民党 平井卓也候補) 「皆様の次の世代のために、孫・子のために、地域の価値を上げるために一緒に戦っていただきたい」 前回、選挙区での議席を失った平井卓也さん。組織を挙げての大型選対で選挙戦に臨み、毎晩のように個人演説会を開いて議席奪還を目指します。党からは石破首相など大物議員が続々と応援に駆け付け、政権交代はさせてはいけないと強く訴えています。 (自民党 平井卓也候補) 「自公で絶対に過半数を取らせてもらいたい。政権交代だけは何としても起こしてはならない。香川県や高松、地域の皆さんと一緒になって前に動かすリーダーにならなきゃいけないのがこの香川1区の議席です」 (日本維新の会 町川順子候補) 「本当に私は香川のおかんで、これからも皆さんのために働いて参りますので、どうか最後まで協力をお願いします。とにかく、この香川1区から当選させてください」 自らを「おかん」と呼び、投票を呼びかけるのは町川順子さんです。 2021年の前回衆院選にも立候補した町川さん。国民1人1人に7万円を支給するベーシックインカムの導入を訴え選挙戦を展開しています。中盤には党の馬場代表も応援に駆け付け支持を呼びかけました。 (日本維新の会 町川順子候補) 「20年だけでも30年だけでもベーシックインカムを実行すれば、今の政策、今の日本よりずっと良い国になると私は信じています」 いよいよ27日に迫った衆議院議員選挙。1つの議席を巡る息詰まる選挙戦は最終盤を迎えています。
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