【週末J1まとめ】勝ち点2差の上位対決を制して町田が首位をキープ。神戸も鹿島との上位対決に勝利して勝ち点差を縮めることに成功|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J1リーグは6月29日から6月30日にかけて第21節が開催された。首位のFC町田ゼルビアが3位・ガンバ大阪との上位対決を制したほか、ヴィッセル神戸が鹿島アントラーズとの上位対決を制して勝ち点差を縮めている。
今節、大きな注目集めたのは勝ち点2差で迎えたG大阪と町田の一戦だ。立ち上がりに主導権を手にしたのはG大阪。左サイドのウェルトンを起点に鋭い攻撃を仕掛けていくと、9分に宇佐美貴史のスルーパスに抜け出したウェルトンが見事なシュートを沈めて先手を奪うことに成功した。これでG大阪がさらに勢いに出るかと思われた。しかし、迎えた33分、その直前に警告をもらったばかりだった半田陸が2枚目の警告を受けて退場。G大阪が数的不利に立たされると流れが激変する。 前半アディショナルタイム、ロングスローの流れからこぼれ球をミッチェル・デュークがヘディングで決めて試合を振り出しに戻すと、62分には後半からピッチに入った藤尾翔太がPKを沈めて逆転に成功。69分には仙頭啓矢にもゴールが生まれて一気に差を広げて見せた。この点差を最後まで維持した町田が3試合ぶりの勝利。上位対決を制して首位をキープした。 もう一つの注目カードとなったのは神戸と鹿島の上位対決だ。試合はエースの鈴木優磨を出場停止で欠いた鹿島が先手を取る。8分、CKからチャヴリッチがニアでへティングを合わせて先制ゴールを奪った。 だが18分、扇原貴宏のロングフィードに抜け出した武藤嘉紀が絶妙なコントロールからゴールを沈めて神戸がすぐに試合を振り出しに戻した。これで流れを掌握すると、38分にはCKのこぼれ球をマテウス・トゥーレルが押し込んで前半のうちに逆転に成功した。勢いのついた神戸は、62分に大迫勇也のゴールが一度はオフサイドとなったが、VARチェックの末にゴールが認められ、3点目を奪取。このリードを最後まで逃げ切り、神戸が逆転で上位対決を制した。 また、セレッソ大阪はレオ・セアラとルーカス・フェルナンデスのゴールで名古屋グランパスに勝利して7試合負けなしで5位に浮上。アビスパ福岡は後半に生まれた重見柾斗の1点を守り切り、FC東京を破って6試合無敗で6位に浮上している。 その他、湘南ベルマーレと京都サンガF.C.の降格圏に沈むチーム同士の対決は24分の原大智のゴールで京都に軍配。浦和レッズとジュビロ磐田の一戦は、終始ゲームを支配した浦和が3得点を奪って連勝を飾っている。 ■J1リーグ第21節 結果 札幌 0-1 新潟 川崎F 1-1 広島 横浜FM 1-2 東京V G大阪 1-3 町田 C大阪 2-1 名古屋 浦和 3-0 磐田 FC東京 0-1 福岡 湘南 0-1 京都 神戸 3-1 鹿島 鳥栖 1-4 柏