<春に挑む>関東一 選手紹介/10 成井聡外野手 /東京
◇俊足で守備範囲広く 成井聡外野手(2年) チーム一の俊足。肩も強く、守備範囲の広い外野を得意とする。打撃は足を生かしたバントや、ゴロで間を抜く打球が特徴だ。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 昨秋の都大会は代走や守備固めで毎試合出場していたが、打撃の調子が上がらず悩むこともあった。だが決勝で、チームが逆転して相手投手が交代したタイミングで代打で打席に立ち、「ここで流れは渡さない」と左前打を放った。得点にはつながらなかったが、何回も相談をしていた伊藤慎二コーチから「やっと出たな」と言われ、自信になった。 この冬は、守備の質を高めるため送球の精度を上げる練習をしている。打撃はマシンを使ってバントに磨きをかける。また細身のため、秋季大会前から寝る前に餅を食べて体重を増やしている。 戦争ものの映画が好きで、最近は「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」や「ラーゲリより愛を込めて」を見た。【小林遥】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ左打ち(2)175センチ、65キロ(3)取手リトルシニア(茨城)(4)持ち味の足を生かして、甲子園を駆け回りたい。 〔多摩版〕