ドジャース 怒涛の3連勝でWS制覇に王手!スイープ決着なら61年ぶり 大谷翔平は強行出場で序盤の3得点に絡む 決勝弾のフリーマン「あと1勝」
「ワールドシリーズ、ヤンキース2-4ドジャース」(28日、ニューヨーク) ドジャースが3連勝で2020年以来、4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇に王手をかけた。大谷翔平選手は左肩亜脱臼を押して強行出場。3打数ノーヒットに終わったが、得点に絡む働きを見せた。 【写真】3戦連発のフリーマンの美貌妻、客席で喜ぶにもほどがあるwww 初回先頭の第1打席。ストレートの四球で出塁した大谷は、一塁塁上で左手で襟元をつかみ、左腕が必要以上に動かないよう工夫を施していた。第2戦で盗塁を試みた際に左肩を亜脱臼。強行出場となる中、痛々しい姿を見せた。 だがチームメートが奮起。1死後、フリーマンが右翼へ3試合連発となる先制2ランを放ち、大谷をゆっくりと走らせてホームへ招き入れた。これでブレーブス時代を合わせると、MLB史上最長タイとなる5試合連続アーチ。試合の主導権を引き寄せた。 大谷は三回無死一塁の打席でフルスイングを見せた直後、大きく目を見開く場面も。エドマンとのランエンドヒットを成功させ、二ゴロ間に走者を二塁へ送った。続くベッツが右前にポトリと落とすタイムリー。貴重な追加点を奪って主導権を引き寄せた。 六回にはK・ヘルナンデスがダメ押しのタイムリー。だが大谷は故障の影響を感じさせた。七回の第4打席ではスイング時に左手を離しての三邪飛に倒れた。シーズン中ではなかなか見られなかった形。状態の深刻さを感じさせたが、第5打席は左足つま先をかすめる死球で出塁した。 投手陣は先発のビューラーが5回を無失点の快投。以降もグラテロル、ベシア、バンダらを小刻みにつないでヤンキース打線を封じた。九回に2ランを被弾したが、そのまま逃げ切りに成功し、怒涛の3連勝でワールドシリーズ制覇に王手をかけたドジャース。一気にスイープで決着となれば球団ではヤンキースと戦った1963年以来、61年ぶりの快挙。このまま突っ走りそうな勢いだ。 フリーマンは試合後のインタビューで「あと1勝すること」と力を込めた。自身の決勝アーチよりもビューラーのことを「大きな要因だ」とたたえていた。