武庫川女子大短期大学部 2025年度以降 学生の募集停止へ「新型コロナ」「18歳人口の減少」などが影響
兵庫県西宮市にある学校法人「武庫川学院」は開設されている短期大学部について、2025年度以降募集停止すると発表しました。 武庫川女子大学によりますと、短期大学部は1950年4月に「武庫川学院女子短期大学」として開学し、その後校名変更などを重ね、これまでに10万人以上の卒業生を送り出してきたということです。学生数については、ピークだった昭和61年の約5000人を境に、「18歳人口の減少」、「4年制大学志向の高まり」、2020年から感染が拡大した「新型コロナウイルスの影響」などから、学生数が減少し、2023年には約600人になっていたということです。 こうした状況から大学は、短期大学の全7学科のうち、2023年度に「心理・人間関係学科」、「健康・スポーツ学科」の学生募集を停止、さらに2024年度に「日本語文化学科、英語キャリア・コミュニケーション学科」の学生募集の停止を決めたということです。さらに「幼児教育学科」、「食生活学科」「生活造形学科」についても志願者数の減少が続いていることなどから、2025年度以降の学生募集を停止するということです。 短期大学部としての新たな学生は2024年4月入学者が最後になるとしています。 また、現在も在籍している学生や2024年度の入学生については、卒業をするまで教育環境を継続するということです。