能登半島地震で地盤に変化か 国交省、決壊堤防を調査
記録的豪雨で堤防が決壊した町野川など、石川県輪島市、珠洲市の7河川の被害状況を調査した国土交通省の緊急災害対策派遣隊(TEC―FORCE)は28日、1月の能登半島地震で地盤が変化し、被害が拡大した可能性があると明らかにした。今後、詳しく分析し、結果を県に報告する。 国交省によると、地震で地盤が変化し、氾濫しやすくなったり、土砂崩れが起きやすくなったりした可能性がある。国土技術政策総合研究所の吉田邦伸水防災システム研究官は「1月の地震がなかったとしても、今回の被害は起こり得る。どの程度影響したか、分析する必要がある」と話した。 調査は27日から2日間かけて実施した。