競泳・本多灯 絶対王者K・ミラク復帰に闘志 パリ五輪へ「楽しみが1個増えた」
7月26日のパリ五輪開幕まで17日であと100日となった。競泳男子の本多灯(22)=イトマン東進=は都内で取材に応じ、東京五輪銀メダルの雪辱を期した。 * * * 本多は絶対王者の復帰を歓迎した。東京五輪男子200メートルバタフライの金メダリストで、世界記録保持者のK・ミラク(24)=ハンガリー=が、4月の国内大会で約1年ぶりにカムバック。心身の不調から復帰し、200メートルバタフライを1分54秒90で制した。東京五輪銀メダルの本多は「彼が出てきても焦ることはない」と平常心を強調し「一緒にレースをするとなると、楽しみが1個増えたくらい」と静かに闘志を燃やした。 3月の代表選考会は1分54秒18の2位で、2大会連続の五輪切符。2月に左足首を捻挫した影響で万全ではなかったが、現在は順調に回復しているという。世界選手権(2月、ドーハ)では男子史上初の優勝を成し遂げ、五輪では200バタで日本勢初の金メダル獲得に挑む。競泳ニッポンのエースは「自分の夢を実現できるように頑張る」と腕をまくった。(大谷 翔太)
報知新聞社