市川猿之助が住み続ける「父親名義の4億円豪邸」に、香川照之と相続めぐる“骨肉の争い”の可能性
香川照之が相続権を主張した場合
つまり、執行猶予中の猿之助が相続するのは難しく、その鍵を握っているのが香川だというのだ。 「もし、香川さんが相続権を主張しなければ、現在の自宅は名実共に猿之助さんのものになるでしょう。逆に香川さんが猿之助さんの執行猶予が明ける前に相続権を主張して調停を起こせば、香川さんが段四郎さんの豪邸を引き継ぐ可能性があります」(小串税理士、以下同) こうした背景が理由としてあり、自宅の登記を変更できないのだろうか。 「いまだ、猿之助さんが住む家の登記が段四郎さんのままなのは、相続の詳細がまとまらず、登記の準備ができていないためと思われます。とはいえ相続税は、被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内に支払いを行う必要がありますから、相続人である猿之助さんか香川さん、もしくは両名が、とりあえず支払っていると考えるのが自然です」 表舞台から去って“心中豪邸”で隠遁生活を続ける猿之助。彼の居場所は守られるのか。それとも─。 ◆弁護士プロフィール 正木絢生 弁護士 弁護士法人ユア・エース代表。第二東京弁護士会所属。消費者トラブルや借金・離婚・労働問題・相続・交通事故など民事事件から刑事事件まで幅広く手掛ける。BAYFM『ゆっきーのCan Can do it!』にレギュラー出演するほか、ニュース・情報番組などメディア出演も多数。YouTubeやTikTokの「マサッキー弁護士チャンネル」にて、法律やお金のことをわかりやすく解説、配信中。 ◆税理士プロフィール 税理士法人OGU(兵庫県芦屋市) 代表 小串 嘉次信 相続関係と法人決算業務を取り扱う税理士事務所である。富裕層の相談実績も多く、税務調査の立ち合いを始め納税者が納得できる税務調査の終結を導き出すことに定評がある。法人決算業務については「経営者の想いを美しくバランスが取れた決算書の形に仕上げていくこと」を信条としている。