16歳のブランチ、ツアーキャリア2試合目でナダルと対戦に驚愕 21歳差の顔合わせが実現<男子テニス>
ムチュア・マドリッド・オープン
男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は22日、シングルスの組合せを発表。ワイルドカード(主催者推薦)で出場する16歳のD・ブランチ(アメリカ)はプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)で出場する元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)と1回戦で対戦することが決まった。ブランチはツアーキャリア2試合目でナダルと顔を合わせることとなった。 【シナー、アルカラス、西岡 良仁、ダニエル 太郎らマドリッドOP組合せ】 アメリカ出身のブランチはITF大会を主戦場にしている16歳で、世界ランクは現在1028位。これは自身のキャリアハイでもあり、今後伸びていく期待の逸材だ。 今シーズンは3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)の本戦にワイルドカードで出場。1回戦でT・マハーチ(チェコ)に4-6, 2-6で敗れた。その後スペインに渡りクレーコートのITF大会に参戦し、前週はM15テルデ(スペイン/テルデ、クレー、ITF)で3試合に勝利して4強入りを果たした。 そんなブランチとナダルはもちろん初の対戦。両者の年齢差は21歳117日で、1990年に「ATPマスターズ1000」が開始されてから最大の年齢差での対戦となった。ブランチは顔合わせが決まった22日にインスタグラムのストーリーズ(24時間で消える投稿)を更新し顔を手で覆った自撮り写真を投稿するとともに「Guys I play Nadal wtf」とつづり驚きを表現している。 この試合の勝者は2回戦で第10シードのA・デ ミノー(オーストラリア)と顔を合わせる。