茜屋日海夏「ソロではi☆Risでは見せていない部分を表現していきたい」、アイドル活動12年目でソロデビューの想い
声優アイドルユニットi☆Risのメンバーである茜屋日海夏(あかねやひみか)が、11月22日(水)にソロデビューシングル「Stereo Sunset(Prod.AmPm)」をリリースする。今作は『頭文字D』の後継作でもあるTVアニメ『MFゴースト』のエンディングテーマ曲で、表題曲は覆面ユニットのAmPmがサウンドプロデュースを手掛けている。今回のシングルとソロデビューについての想いを茜屋に聞いた。 【写真】夕焼けをバックに微笑む茜屋日海夏 ■ソロデビューを決意したのは「心にゆとりができたから」 ーーアーティストとしてソロデビューが決まった時の心境を教えてください。 嬉しかったです。これまで芝居がやりたいってずっと言っていたこともあって、アーティストとしてのソロデビューに関してはやりたいと思いつつ、今じゃないかもなって思っていたんです。でもなんだかんだソロもやりたい気持ちはあったので、ようやく一人で歌声を届けられて良かったです。 ーー今ソロデビューをしようと思ったのは、何か気持ちの変化があったのでしょうか? 歳を重ねて色々な経験もして、ちょっと心にゆとりができてきて、「何かに挑戦するのも悪くないな」っていう気持ちになっていたんです。そのタイミングでソロデビューの話をいただいたので、やってみようと思いました。 ■ソロでの歌は「海外の方に届けたい」 ーー「Stereo Sunset(Prod.AmPm)」を最初に聴いた時の印象はいかがでしたか? 「おしゃれ」だなと思いました。あと、私がやったことないジャンルの曲だったので、すごく新鮮でした。私は既にあるものに染まっていくのが好きなタイプなんです。なので、こういうおしゃれな曲に寄り添えるように頑張ろうと思いました。 ーー「Stereo Sunset(Prod.AmPm)」の特に聴いてほしいポイントを教えてください。 一番こだわって歌った「La La La」という部分です。「つい口ずさんでしまった」感じで歌いたいというイメージがあって、そういった意識をしながら歌いました。あとは2回目のサビ終わりの「(La La La La La)」の部分もこだわっています。ニュアンスを感じながら聴いていただけると嬉しいですね。 ーー歌には関しては、i☆Risとは違うアプローチで表現されていますね。 そうですね。全然違うアプローチです。アーティスト名を英語表記にしているのも、海外の方に歌を届けたいという気持ちがあるんです。歌い方も、普段聴いている海外の曲を参考にしています。日本語の歌だけど、そういうアプローチをしてみました。 ■カップリング曲では自ら作詞「書き溜めていたポエムからテーマを選んだ」 ーーカップリング曲「SARANG」の歌のアプローチについてはいかがでしょうか? 「SARANG」も「Stereo Sunset(Prod.AmPm)」と同じアプローチで歌っていますね。普通はAメロとBメロがあって、サビでぶつけるみたいな感じだと思うんですけど、あえてそこの抑揚をあまり出していないのがこの2曲です。ただその抑揚が少ない中で、少しずつ語尾のニュアンスを変えたり、アレンジしたりしていますね。 ーー「SARANG」では作詞をされていますが、元々作詞活動をされていたのでしょうか? はい、元々ポエムを書くのが好きで書き溜めていました。そのポエムの中からテーマを選んで、作詞を進めていきました。私は失恋ソングが好きなんですけど、ちょっと違った視点の恋愛ソングを書きたくて、こういう内容になりました。作編曲をしてくださっているARAKIさんと何度か打ち合わせをさせていただいて、その時に私の父が韓国の人であることや英語を勉強していたルーツを生かすといいかもねとおっしゃっていたので、韓国語や英語を歌詞に入れてみました。 ーー作詞にも活用しているポエムのインスピレーションは?どのような時に言葉が浮かびますか。 夜お風呂に入ってボーっとしている時に浮かんだりとか、道を歩いている時に浮かんだりすることもあります。あとは落ち込むことがあった時にもアウトプットします。でも基本的には、自然と思い浮かぶことの方が多いかもしれないです。思い浮かんだら、メモに書くようにしています。 ■「ソロ活動ではi☆Risでは見せていない部分を表現していきたい」 ーーソロということで、グループの時と異なる作品作りがあったと思いますが、今回のシングルで苦労した点はありましたか? 実は…あまりなかったんです(笑)。自由に歌わせてもらいました。i☆Risは5人いるので、普段はバランスを意識して歌っていますが、ソロではより自由に作品作りを行わせていただきました。レコーディングも、ありがたいことに私が思っているやり方を尊重してくださったので、すごく楽しかったです。 ーー「Stereo Sunset(Prod.AmPm)」はTVアニメ『MFゴースト』のED曲ですが、アニメを意識してアプローチした部分はありますか? 「Stereo Sunset(Prod.AmPm)」はヒロインの恋ちゃんの心情に寄り添った歌なので、そこを意識して歌唱しました。あとは疾走感あふれるアニメの内容を楽しんだ後、エンディングで一息ついてもらえたら嬉しいなという想いで歌いました。 ーー今後ソロ活動でやっていきたいことはありますか?i☆Risの活動も続きますが、グループ活動とソロで i☆Risではダンス隊長といわれる面もあるので、ソロでもダンサブルな曲をやってみたいなと思います。あと、パフォーマンス面でいうとi☆Risの中で私は、大人というか、クールビューティーみたいな立ち位置になっているので、そこは保ちつつやっていけたら良いなと思っています。ソロでは作詞でダークな部分も出せるので、i☆Risでは見せていない部分を表現していきたいですね。