70歳の誕生日を迎えた渕正信が21分5秒の大激闘!24歳の“愛孫”に王道の魂を継承し「プロレスを長くやっててよかったねえ!」
メインイベントは、渕vs安齊の新旧全日本シンボル対決に。 試合は王道マットで受け継がれているクラシカルなレスリングの攻防に始まり、一瞬の隙を突いた安齊がジャンピングニーを叩き込むと場内は大ブーイング。 恐らくデビュー後初のブーイングを受けた安齊は怯まず攻め込んでいくが、渕が巧みなサブミッションで引き込んでサーフボードストレッチ。腕力勝負でも競り勝って伝家の宝刀たるバックドロップや滞空時間の長いボディスラム、さらにはヘッドロックパンチからの「パー!」のアピールが飛び出すなど渕のペースへ。
それでも折れない安齊はジャンピングニーを連打し、渕と三沢光晴さんが一緒に練習して開発した歴史ある技・ステップオーバー式フェイスロック。渕はサミングで脱出してなりふり構わず勝利を目指す姿勢を見せるも、体力は限界。追撃には行けず、ジャンピングニーを被弾してからのステップオーバー式フェイスロックで無念のタップ。 21分5秒という壮絶な死闘を終えた渕は、マイクを取ると「1998年、36年前か。ここでジャイアント馬場さんの還暦試合の相手を務めました。馬場さんが60歳のときで、僕はまだ44歳だったかなあ。『還暦試合やって羨ましいなあ。そんな歳までプロレスが出来て幸せだなあ、馬場さんは』なんて当時考えていましたが、まさか自分がここで古希の試合ができるなんて」としみじみ振り返る。 そして「最後はもうホントに受け身どころか足がふらついちゃって、ちょっとみっともない姿を見せちゃって。まだまだ修行が足りません。かと言って、もうしばらく試合はこりごりだな(笑)でも何ヶ月か経って、またハングリーな気持ちになったら、またどっかでやってみるかなという気持ちが起きるかもしれません(笑)」と現役続行の姿勢を示した。 その後、渕たっての希望で長年の盟友たる和田京平レフェリー&木原文人リングアナとで3人で記念撮影を実施。その後に安齊も加わった4人で記念撮影。全日本のレガシーが渕から安齊へと受け継がれていった。
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